ニュース
» 2016年10月26日 09時30分 公開

イギリスの大学が「AI裁判官」を共同で開発 過去の事件データベースから判決を予想

欧州人権裁判所の判決を予想した所、79%の割合で的中したとのこと。

[辰井裕紀,ねとらぼ]

 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)らのチームが、人工知能による「AI裁判官」を開発し、話題になっています。


AI裁判官

 この「AI裁判官」は、機械学習アルゴリズムを使って事件のテキストを自動的に分析することで、法廷の結果を予測できるというもの。584例の人権侵害事件データを学習させているほか、さらにバイアスと誤学習を防ぐため、それと同じだけの人権非侵害の事件データもスキャンしているそうです。実際の欧州人権裁判所の判決を予想させたところ、的中率は79%に達したとのこと。単なる法的判断だけに留まらず、倫理的な判断に対しても正確さが期待できるため、どのケースが「人権条約」に違反するかをピックアップする重要なツールにもなり得ると、UCLのニコラオス・アレトラス博士は説明しています。


AI裁判官

 このシステムを導入する事で、裁判の効率アップが期待できますが、実用化するためにはより多くの記事や事件データを学習して、さらに精度を高めていかなくてはいけないと、共著者のシェフィールド大学、ディミトリオス・ツアラパツァニス博士は語っています。


辰井裕紀


関連キーワード

裁判 | 人権 | 学習 | 人工知能 | アルゴリズム


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥
  2. 笠井アナ、日比谷公園で「信じられないことが…」 サンドイッチを狙う集団に「何? えーっ! まさか、それはないでしょ!」
  3. 62歳の宮崎美子、マクドナルドCMで初々しい中学生少女を見事に演じる 「暖かい目でぜひ見てください」
  4. 瀕死のスズメのヒナを助けたのに…… 「助けたヒナたちに完全にナメられた」動画がほほえましくて面白い
  5. ハート打ち抜かれました! コロンビアのアーチェリー女子選手が「かわいい」「エルフ」と注目の的に
  6. 散歩中のラブラドール、助けを求める子猫を発見→保護 親子のような仲むつまじいふたりに涙が出る
  7. 宮迫博之、美容整形から2週間のビフォーアフター公開 手術直後の腫れ&炎症だらけな顔に「暴漢に遭ったんかって」
  8. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  9. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  10. 「本人にしか見えない」「めっちゃ似てる」 霜降り明星せいや、オリンピック開会式に“ガチのそっくりさん”を発見する