「自死は地獄の入り口」の記述が問題に 島根県津和野町、広報誌掲載コラムについて謝罪
遺族への配慮に欠けるとして、自死遺族自助グループから抗議を受けていた。
» 2016年11月10日 15時34分 公開
[沓澤真二,ねとらぼ]
島根県津和野町が、広報誌「広報つわの」2016年11月号掲載のコラムについて謝罪した。「自死は地獄の入り口です」といった記述が問題視されてのこと。「自死遺族のみなさまの心情を察することができなかった」など謝罪のコメントとともに、今後の掲載内容のチェックを強化すると述べている。
同町では行政機関や医療機関などが連携し、「津和野町自死防止ネットワーク会議」として自死問題に取り組んでいる。問題のコラムも、取り組みに委員として参加した医師が「皆でいのちを支える町づくり」と題して執筆したものだった。
問題となったのは、映画「TOO YOUNG TO DIE!」を引用した箇所。同作のあらすじを「(仏教では自殺は地獄に落ちるとされているので)自死と間違われて主人公が地獄に落とされる」と説明。「人間界がつらいこともあるけど、一番楽しい道として表現しています」と評しつつ、「自死は地獄の入り口です。愛があれば必ず救うことができると思います」と結んだ。
コラムに対し、自死遺族自助グループ「しまね分かち合いの会・虹」が、11月1日にFacebookで批判。「偏見を助長するようなコラムを町の広報に採用すること自体、町が自死対策を理解していない」と抗議の意を示した。
同投稿には、「逝ってしまったあの子が地獄で苦しんでいると突きつけられたよう」「『愛があれば必ず救える』と言うが、子どもに死なれた私には愛が足りなかったというのか」といった、自死遺族からの悲痛なコメントが寄せられている。
(沓澤真二)
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仲良くトレーニングするのも意味がある。
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