ロボット工学三原則に抵触? 展示ロボットがいきなりブースに突っ込み怪我人がでる事態に
第2条「命令に服従しなければならない」を優先した?
» 2016年11月23日 09時00分 公開
[宮原れい,ねとらぼ]
11月16日〜21日まで中国で開催されていた展示会「チャイナハイテクフェア(CHTF 2016)」にて、展示されていたロボットがブースに突っ込んで怪我人が出る事件が発生していました。
ロボットは「Xiao Pang(直訳:小さいふとっちょ)」という名前通り、「R2-D2」のような見た目をした子供(4〜12歳)向けの教育用ロボット。中国警察の公式ブログによると、監視されていた同ロボットは突然故障したように動き出し、目の前のガラス製ブースを破壊。近くにいた通行人の男性を負傷させ、その男性は担架で運ばれたということです。
映画などでも出てくる有名な三大SF作家アイザック・アシモフの“ロボット工学三原則”の1つ、「人間に危害を加えてはならない」に抵触するような行動に少しゾッとしてしまいますが、その後の主催者の話によると、どうやらロボットの操縦者によるミスだったとのこと。後退を指示するつもりが前進させてしまったようで、真相は単純なヒューマンエラーだったようです。
それにしても、現場写真ではガラスの破片が近くのテーブルの上にまで散らばっており、ロボットの進む勢いも大きかったことが推測されます。何かほかの原因で勢い良くなったのかもしれませんが、ロボットの大きな力は利便性を高める反面、こうして安全を脅かす危険性もあるのを改めて感じる事故だったと言えるでしょう。
(宮原れい)
advertisement
関連記事
- ショッピングセンターの警備ロボットが子どもにけが負わせる 開発元の米国企業が謝罪
「ロボットがアシモフの三原則を破ったかもしれない」と伝える記事も。 - 国交省「現在の自動運転機能は完全ではない」とドライバーに注意喚起 米国で発生した死亡事故を受け
運転手が責任を持って安全運転する必要があるとしています。 - Googleの自動運転車、初の過失事故 土のうを避けようとしてバスの側面へぶつかる
約230万キロの自動運転で1回目の過失事故……人間の運転よりも安全? 危ない? - 山本弘の「今、ここにある未来」:戦争に行かなかったロボット
SFでロボットというと、すぐにアイザック・アシモフの作品が思い浮かびますが、現代では時代遅れ? 非アシモフ的なロボットの話はないのかというと、ちゃんとあるんですね。しかもアシモフより前に。今回はそんなお話。 - 自動運転の無人タクシーが過疎地の老人を救う? 日本の「ロボットタクシー」のコンセプトムービーが海外で話題
電車やバスが廃止された地域で働く「タクシードライバー」のお話。 - 自動でゴミを収集するロボット、ボルボと大学が開発 ドローンが進路を案内
ゴミ収集にも自動化の波。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
-
自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
-
330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
-
58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】
-
母犬に捨てられ山から転げ落ちてきた野良子犬、驚異の成長をみせ話題に 保護から6年後の“現在”は……飼い主に話を聞いた
-
「水曜どうでしょう」“伝説のシーン”そっくりな光景にネット騒然 「ダメだ笑っちゃう」「なまら怖い」
先週の総合アクセスTOP10
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた