教材制作のほか、デザインや創作にも。
立命館大学が、検索した漢字を現代の楷書体から甲骨文字や金文、篆文(てんぶん)といった古代文字に変換・表示できる「白川フォント」システムを無料で公開しました。試しに「ねとらぼ」を「子虎望」とむりやり漢字表記にして入力してみると……おお、なんだか荘厳な文字がっ!


同学の白川静記念東洋文化研究所が、故・白川静名誉教授の没後10年記念事業の1つとして開発したもの。長年の研究でまとめられた古代文字をフォント化し、MS Officeなど一般的な文書作成ソフトで利用できる形式で収録しています。


常用漢字2136字種2136字体、人名用漢字632字種650字体のなかで、古代文字が判明している4391文字を収録。内訳は甲骨文字681、金文1084、篆文2593、古文30、籀文(ちゅうぶん)3となっています(甲骨・金文・篆文の一部は2種類収録)。古代文字が存在しない、あるいは判明していない漢字の場合、検索結果は空欄となります。
フォントはパッケージでダウンロードし、OSに組み込んで使うことが可能。教材の制作やロゴデザイン、創作などに活用できます。ただし商用利用の場合は別途許諾申請が必要。非営利目的の場合も、特定できる第三者への配布・配信に限られるので、利用する際は使用条件に注意を。

(沓澤真二)