ヘドバンできる“柵”もある! メニューがバンド名、レアポスター・音源も満載の「バンギャカフェ」に行ってきた(1/2 ページ)
地方のバンギャの居場所を作ることを目指して誕生した「バンギャcafe&Var“Raffine”」。そこにはオーナーが20年以上かけて集めたコレクションや非常に良い柵があった。
ヴィジュアル系(V系)バンドの熱狂的なファン「バンギャ」。ライブの多い都心では、好きなバンドについて語り合ったり一緒にライブに行ったりする「バンギャ友達」ができやすい傾向にあるが、地方となると同じ趣味の人と知り合える機会が少ない。そんな「ぼっち」のバンギャの居場所を作ろうと、2014年11月に大分県大分市にオープンしたのが「バンギャcafe&Var“Raffine”」。どんなお店なのか、自身もバンギャである筆者が足を運んできた。
Raffineは大分駅から徒歩7〜8分ほど。大通りから一本小道に入ったところに、「バンギャカフェ&バー ラフィーネ」と書かれたピンクののぼり旗がはためくレンガ風の建物を発見。この建物の2階が“Raffine”だ。
階段を登っていくと、壁中にバンドのポスターが。まるでライブハウスの階段のようだ。
店内は、壁中バンドのポスターだらけ。今は有名になったバンドの駆け出しのころのポスターもあるので、ファンにとってはたまらない。ポスターだけでなく、オーナーの[島]さんが20年以上かけて集めたV系コレクションがずらり。ライブ会場のみで販売されたようなレア音源や昔のV系雑誌のほか、X JAPANのhideの急逝やLUNA SEAの解散などが報じられた当時のスポーツ新聞まで大事に取ってある。
オーナーの[島]さんはギャ男(ぎゃお。V系が好きな男性のことで、バンギャル男の略)歴23年。小6から聖飢魔IIにハマり、その後XやMALICE MIZERにハマったという。九州唯一のV系インディーズショップ「“Raffine”ライナーノーツGARDEN」の店長を兼任し、ミニレーベル「“Raffine” LAB illusion Breath」も起ち上げて九州バンドの応援をしようとイベントも開催している。
ヘドバンできる柵あり
店内に設置されている巨大なモニターには、[島]さん主催のライブ映像が流れていた。そして、このカフェの最大の特徴は、モニターの前にライブハウスのような柵があること。バンギャは柵に手をかけてヘッドバンギングを行うのがV系のライブでよくある楽しみ方だ。このカフェでもヘドバンは大歓迎。お客さんたちは映像に合わせてヘドバンをしたり、フリ(曲に合わせた振り付け)の練習をしたりと、思い思いに楽しんでいるという。筆者も曲に合わせてヘドバンをかましてみた。ライブハウスによっては柵がさびていたり、ぐらついていたりする場合もあるが、Raffineの柵は丈夫で非常に良い柵であった。
Raffineのもう1つの特徴は、メニューがバンド名になっていること。内容とメニューは定期的に変更になるものの、筆者が訪れた際もユニークなメニューばかり。
「実際にバンドマンが来て、自分のバンド名のメニューを食べて行くこともありますよ」と[島]さん。人気のフードは「アルルカン」(かぼちゃチキンクリームスープパスタ、税別1030円)、「Versailles」(ふわっトロ卵のオムライス。税別1000円)、「Viv」(ハムチーズフレンチトーストクロックムッシュ、税別780円)。
アルルカンは2種類のカボチャをたっぷり150グラム使用。スープにはクリカボチャという甘いカボチャを2度裏ごしして使用しているため、何ともクリーミーな味わいだ。ほんのりガーリックとバターの風味も香り、絶品だった。
ドリンクメニューのなかに「悪魔の誘惑カルピス」(税別480円)という気になるものを発見。なんだこの、めちゃくちゃV系っぽい響きのドリンクは……†
注文すると、薄茶色のカフェオレのようなものが登場。一口飲んでみると、まろやかなカルピスの後からピリピリ感がやってくる。なるほど、これは悪魔のささやきだ……†。「何が配合されたドリンクかは飲んでからのお楽しみ」と、[島]さんが言っていたので秘密にしておく。ただ、おいしいということは伝えておこう。
なお、これらは1月時点のメニュー名と価格。2月からは2周年謝恩として価格とメニュー内容・バンド名の大幅見直しをしている。「これまでも決して高くなく、チャージ料もなくリーズナブルな価格帯で提供していましたが、今後はさらに学生さんが足を運びやすくなるのでは。価格に関しては期待していてください。メニューのバンド名もガラッと変える予定なので、自分の推しバンドが加わるかもしれませんよ」と、[島]さん。
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