焼きそば「一平ちゃん チョコソース/ショートケーキ味」なぜ作ってしまったのか 明星食品に聞いてみた

担当者「“めんスイーツ”という新たな文化を育てたい」。

» 2017年01月09日 11時00分 公開
[福田瑠千代ねとらぼ]

 2016年のバレンタイン商戦に突如無謀な参戦を果たした「明星 一平ちゃん」(関連記事)。その暴走はとどまることを知らず、クリスマスシーズンには「ショートケーキ味」も爆誕。さらに今年の1月9日には「チョコソース」第2弾の発売も控えています。明星食品は一体何を考えているのか? 商品担当者に話を聞きました。

焼きそば「一平ちゃん チョコソース/ショートケーキ味」なぜ作ってしまったのか 1月9日に発売されるカップ焼きそばのネクストステージ


なぜスイーツ焼きそばを作ろうと思ったのか? 明星食品の担当者に聞いた

―― ずばり、昨年発売された「チョコソース」「ショートケーキ味」の売れ行きはどうでしたか?

 はっきりいって、弊社の想定を超える好調な販売実績でした。「チョコソース」も「ショートケーキ味」もどちらもバリエーション品の中では上位の売上です(一番ではないです)。「チョコソース」は想定のおよそ3倍、「ショートケーキ味」は約1.3倍の販売数量でした。


―― そもそも“スイーツ系”カップ焼きそばが誕生したきっかけは何だったのでしょうか。

 肉じゃが、煮物、みたらし団子など、日本人は古来より“甘じょっぱい”味わいに親しんできました。お菓子でも、塩キャラメルや柿チョコ、ロイズの「ポテトチップチョコレート」、カルビーの「ポテトチップスしあわせバタ〜」など、“甘じょっぱい”をキーワードにしたものは支持を得ています。これらを参考に、“甘じょっぱい焼そば”もアリなのでは? と試したのが、「チョコソース」誕生のきっかけでした。

焼きそば「一平ちゃん チョコソース/ショートケーキ味」なぜ作ってしまったのか 2016年1月18日に発売された元祖「チョコソース」

―― 食べた人からはどのような感想が寄せられていますか。

 ご存じの通り、「チョコソース」「ショートケーキ味」共に非常に賛否を呼んでいる商品のため、おいしい、まずい両方の意見をいただいております。弊社としてはおいしいやまずいといった領域を超える新しい味覚の世界を提案したいので、賛否どちらにせよ、反応がいただけるのはうれしいことです。みんなでわいわい楽しんでいただければと思っていますので、お口に合わなかった場合は素直にdisっていただいて大丈夫です。

焼きそば「一平ちゃん チョコソース/ショートケーキ味」なぜ作ってしまったのか 誰も予想していなかった「ショートケーキ味」

―― 「チョコソース」はバレンタインに合わせ、来年以降も恒例化するのでしょうか?

 現時点で断言はできませんが、この時期の風物詩と言われるよう継続して取り組んでいきたいです。また、まだ詳しくはお伝えできませんが、甘じょっぱい“スイーツ系”の焼そばは他にもいろいろ試作しています。チョコに限らず、年に1〜2回はユニークでわくわくする味わいに挑戦していきたいですね。今後も“めんスイーツ”という新たな文化を育んでいきたいと考えておりますので、どうぞご期待ください。



 渾身の一発ネタかとおもいきや、まさかの続編が誕生してしまったスイーツ系「一平ちゃん」シリーズ。しかし話を聞いてみると、やみくもに奇をてらっていたわけではなく、古くから親しまれてきた“甘じょっぱい”味覚をヒントに作られていたことが分かりました。今年はペヤングからも「チョコレートやきそばギリ」が発売されるなど、さらなる激化の様相を見せている“スイーツ系”カップ焼きそば界。次は一体どんな味で攻めてくるのか、予断を許さない状況が続きそうです。

焼きそば「一平ちゃん チョコソース/ショートケーキ味」なぜ作ってしまったのか ペヤングからも1月16日に発売。食べ比べてみたい

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」