ニュース
» 2017年01月17日 18時39分 公開

トラフザメ、オスがいなくなると無性生殖する事例が確認 有性生殖からシフトするのは世界初

豪大学が発見。オスのパートナーから分離された数年後に、無性生殖で産卵しました。

[マッハ・キショ松,ねとらぼ]

 オーストラリア・クイーンズランド大学が、メスのトラフザメが有性生殖から無性生殖にシフトし、オスなしで出産する事例を確認したとを発表しました。サメが無性生殖をすることは以前から知られているものの、有性生殖を経験したのちに行ったという報告は世界初となります。


画像

 1999年に捕獲され、オーストラリアの水族館に収容されたメスのトラフザメにはオスのパートナーがおり、2008年から何度も有性生殖による産卵を経験。2013年からパートナーと分離され、オスがいない環境に置かれたにもかかわらず、2014〜2016年のあいだにも2回卵を産んでいます。体内に精子を保存している可能性が疑われたものの、遺伝子調査で単性生殖を行うようになっていたことが確認されました。

 発表された論文では「脊椎動物の無性生殖は生殖機能のエラーであり、偶発的なもの」とする学説に対し「我々の研究は、異なるモデルを提唱する」と、無性生殖がオスのいない環境下での適応戦略として行なわれる可能性が示唆されています。


画像 トラフザメの出産歴。「F1」が該当の個体で、「F2」は同じ水槽で生活していた「F1」の娘にあたる個体。こちらも成熟後、無性生殖しています

 トラフザメはIUCN(国際自然保護連合)によって、絶滅する可能性があるとされている生物。今後は無性生殖で誕生した個体が、有性生殖できるのかどうか調査される予定。可能であれば、無性生殖が個体数を増加させるための切り札になるかもしれません。

マッハ・キショ松

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 痩せたらこんなに変わるのか 丸山桂里奈、現役時代の姿が別人過ぎて「誰かわからん」の声殺到
  3. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  4. セーラーサターンの変身シーン、四半世紀を経てアニメ初公開にネット湧く 「ついに公式が」「感謝しかない」
  5. 「髪型体型全て違う」 丸山桂里奈、引退直後のセルフ写真にツッコミ 4年前のスレンダーな姿に「今も輝いててかわいい」の声も
  6. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  7. 「マジで助けてくれ」 試験中止で教授に“リスのさんすうノート”を提出することになった大学生に爆笑
  8. 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題
  9. 「化粧! 今すぐ落としてこい!」 男性教師に怒鳴られる生徒をかばう女性教師を描いた漫画に納得と感謝の声
  10. 畠山愛理、いま着たらピチピチなレオタードを公開 「とんでもなく可愛い」「見惚れてしまいました」と反響