格闘ゲーム大会での挑発は是か非か Killer Instinct世界大会で挑発行為の禁止がアナウンスされ議論に
挑発で心理的な効果も狙える?
対戦格闘ゲーム・Killer Instinct(キラーインスティンクト)の世界大会で、挑発行為“teabagging(ティーバッギング)”の禁止がアナウンスされ、海外のプレイヤー達で賛否両論となっています。キラーインスティンクトは、格闘ゲームの世界大会「EVO 2017」でも正式種目候補にあがるなど、海外を中心に人気を集める格闘ゲームです。
格闘ゲームでは、相手をノックアウトした後にさらにダメージを与えようとする“死体蹴り”、連続で立ちとしゃがみを繰り返す“屈伸”などがポピュラーな挑発行為として知られているほか、タイトルによってはキャラクター固有の挑発がシステム的に組み込まれています。これらの挑発行為は、競技者としてのスポーツマンシップはもとよりゲームプレイヤーのマナーの面でも問題視されており、2016年には、ストリートファイターVの世界チャンピオンであるアメリカ代表・ナックルドゥ選手が、気絶状態で無防備となった相手に対し“屈伸”を行い大きな批判を受けました。
また、このような挑発行為は通常のネット対戦などでも問題視されています。これらの行為を行ったプレイヤーはSNSやネットの掲示板などでプレイヤーIDが書き込まれ、不快なプレイヤーとして晒し上げられるケースも。
しかしその一方、格闘ゲームでは心理面で優位に立つことも重要になるため、挑発行為は相手の心理的動揺を狙う意味で有用とする意見もあります。また、例えば前述の屈伸についてそもそも何らかの意味を持つレバー入力を行っている可能性はもちろん、無意味な屈伸であっても“「意味のあるレバー入力をしている可能性がある」と相手に思わせる”という効果が狙えます。そのため、SNSでは「どこからが挑発行為と見なすか線引が難しい」とする意見も挙がっているようです。
また近年では、プロゲーマー・ふ〜ど選手がウルトラストリートファイター4のPA(キャラクターが固有のモーションをとる行動。無意味な行動のため、基本的には挑発行為と見なされている)を既存のゲームシステムと組み合わせ、戦略的に活用できることを発見し話題になるなどの例もありました。
格闘ゲームの世界大会で挑発を禁止するべきか――この問いに対する明確な答えは、まだ出そうにありません。
関連記事
- 「ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです」 プロゲーマー・梅原大吾が語る“ゲームに飽きる理由”に共感集まる
重要なのは自己の成長。 - バランスの悪さと気持ちよさが重要? プロゲーマー・梅原大吾によるゲームバランス調整の話に共感の声続出
確かにバランスが悪いほうが流行ってた。 - 格ゲー企業対抗戦で優勝したスクウェア・エニックス 強豪を破って優勝をもぎ取った企業戦士に話を聞いた
決勝戦ではトッププレイヤーを擁する強豪社を撃破。 - ある意味、格ゲーの腕が試される裏技 「GUILTY GEAR」最新作でパンツを1フレームだけ見る方法が発覚
格ゲー上級者の反射神経なら……! - “後日アップデートで対応”は免罪符になるのか 「ストリートファイターV」が酷評された理由と現状
発売直後からトラブルが相次いだ「ストリートファイターV」、現在までの経緯を振り返ります。 - 「ウメハラがぁ!」の名実況はなぜ生まれたのか 裏方として格闘ゲームを支え続ける電波実況の中の人に話を聞いた
「ウメハラがぁ!」でお馴染み、ニコニコ動画の一大ジャンルに成長した電波実況はどのように生まれたのか。電波実況の中の人である「がまの油」さんに話を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
-
「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
-
イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
-
夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
-
水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
-
「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
-
「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
-
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
-
工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
-
外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
- プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
- 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
- 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
- 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
- ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
- 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
- もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
- アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
- スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
- 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
- 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
- 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
- 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
- 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
- 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
- かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
- 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
- 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
- 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
- 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」