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» 2017年03月07日 07時15分 公開

乳首が透けない白Tシャツ「正装白T」がたちまち完売の人気ぶり 2年の開発経緯を聞いた

ありそうでなかった発想。

[マッハ・キショ松,ねとらぼ]

 2月末に発表された、男性が素肌に着用しても乳首が透けない白色のTシャツ「正装白T」。先日、ネット販売が行われたところ、わずか30分で売り切れてしまうほどの人気を集めています。

 近年、シンプルなファッションが流行し、無地の白Tシャツを仕事用に使う人が増えている一方で、乳首の透けを気にする声が多いことから「透けない白T制作委員会」が開発したもの。耐久性やデザイン性も追求しており、職場などで着やすいよう工夫されているのだそうです。


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画像 乳首が透けない「正装白T」

 「正装白T」は無地の白Tシャツで、ウガンダやインド、アメリカ産のオーガニックコットンを素材に、紡績から縫製までの製造工程をすべて日本で行っています。価格は1枚9720円(税込)と決して安くはありませんが、3月3日に行われたネット販売では200着が30分間で完売。100枚以上を用意し、5日に開催された即売展示会でも一部サイズが売り切れています。乳首の悩み解決に特化するという、ありそうでなかった発想が好評を博しているもよう。

 なぜこんなコンセプトで製品開発しようと思ったのでしょうか。「透けない白T制作委員会」の代表者に話を伺ったところ、同氏自身が仕事中に白Tシャツを着用しており、「厚手のものは首周りが太く、カジュアルすぎてジャケットに合わない。かといって、首周りが程よいものを選ぶと、生地が薄くて乳首が透けてしまう」という悩みを抱えていたそうです。Facebook上でちょうどいい白Tシャツがないか質問した結果、実はそのような製品が見当たらず、他の人も同じことを考えていたことが判明。そこから「売ってないなら、自分たちで作ろうか」と、趣味のようなノリで「透けない白T制作委員会」が発足しました。

 白Tシャツにこだわりのあるメンバーが集まったものの、その製造方法に関しては素人ばかり。まずは1年間かけて自腹で工場見学などを行い、生地の縫い方や糸の作り方、綿の摘み方などの各工程を調査。現場の職人らは「白Tシャツ=下着として着るもの」「乳首が透けるのが嫌なら、他の色を着ればいい」といった認識を持っていることも分かったとか。1枚で着る人が増えていることを説明すると、むしろ驚かれたそうです。

 次の1年間は試作品を作り、洗濯で首元がダメにならないか、丈の長さはどれくらいが理想的か……と試行錯誤を行い、計2年を費やして誕生したのが、厚くザラザラした生地の「正装白T」。上から乳首が見えないのはもちろんのこと、糸を調整するなどして硬さを出すことで、乳首の形が出てしまう問題も解決しています。

 実際に手にすると、まず自分の持っている白Tシャツと手触りなどが違うことに驚き、試着後「本当だ! 透けない!」とつい笑ってしまう人が多いそうです。キャミソールや下着も透けないため購入者には女性もいます。代表者いわく「乳首のことしか考えていなかった」と、女性からの支持はあくまでうれしい誤算だったようです。

 ちなみに、こちらも製品コンセプトから外れた話ですが、白Tシャツにはわき汗のシミが目立ちにくいというメリットが。「透けない白T制作委員会」の実施したアンケート結果では、乳首の透けに次いで気にする声が多いポイントになっており、「正装白T」では上位2つの課題を一気に解決できることになります。もちろん、袖部分もしっかり長さがあるので、3番目にランクインしているわき毛のはみ出しも心配なさそう。


画像 男女315人にアンケート。乳首、わきが気になるという声が多数

 もともと数百枚しか作っていなかったため、在庫数は残りわずか。15日ごろに再びネット販売が行われる予定ですが、「(これまでの売れ行きを考えると)10分くらいで完売する」程度の量しか用意できないとのこと。「正装白T」を取り扱いたいという企業が現れており、追加生産される可能性もあるものの、その場合は秋ごろからの販売になるそうです。

コンセプトなどを紹介

マッハ・キショ松

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