アニメヒロインの制服、セーラー服からブレザーが主流になったのは○○○の影響? ニコニコユーザーが研究ニコニコ超会議2017

そうだったのか!!!

» 2017年04月29日 15時28分 公開
[池谷勇人ねとらぼ]

 アニメに登場するヒロインの制服を分類したところ、2007年まではセーラー服が多数派でしたが、2008年を境にブレザーが主流になった――。「超まるなげひろば」内「ニコニコ学会」コーナーでは、そんな一風変わった研究がポスターセッション形式で発表されています。


ニコニコ学会 サークル「田中屋」による研究「アニメ制服調べました!」

 冒頭の研究「アニメ制服調べました!」は、サークル「田中屋」の“しょんぼり”さん(@toko_m)による発表。1990年から2015年までのテレビアニメ2950作品について、登場する女子の制服をセーラー系、ブレザー系、その他の3種類に分けて目視調査したところ、2008年を境に、セーラー系からブレザー系へとトレンドが変化していることが分かったそうです。


ニコニコ学会 2008年を境にブレザー系(黄色系)が急増。セーラー系は青色

 田中屋さんはこの理由について、「2007年まではゲーム(エロゲ含む)原作のアニメが多く、2008年以降はライトノベル原作の作品が主流になっている」と分析。特にゲーム原作のヒロインはセーラー服であることが多く、ライトノベル原作が増えたことで自然にブレザーのヒロインが増えたのでは――と推測していました。確かに説得力ある。


ニコニコ学会 原作ジャンルごとに制服を分類。ゲーム原作の作品は特にセーラー系の比率が高く、ブレザーは少ないことが分かります

 ニコニコ学会コーナーでは他にもユニークな研究が多数。グスコーミドリさん(@gusuko_midori)は、年代別にアニメヒロインの顔を抽出・合成し、各年代の「平均顔」を割り出しました。またエロマンガについて飽くなき探求を続ける牧田翠さん(@MiDrill)は、歴代のエロマンガを対象に強姦/和姦の比率や、“絶頂”描写の有無などさまざまな切り口で分析。過激な内容ばかりが取り沙汰されがちなエロマンガですが、実は男性向け作品では昔から和姦作品の方が多く、特に直近の2016年では強姦作品はかなり少なくなっている――といった研究結果を導き出していました(牧田さんの過去の研究)。しばしば「乱暴する気なんでしょう! エロマンガみたいに!」といわれることがありますが、実はエロマンガでそこまで“乱暴”しているケースは多くなかったんですね。


ニコニコ学会 グスコーミドリさんによる「アニメ顔の心理的研究」

ニコニコ学会 90年代、2000年代はいかにもアニメ顔といった感じ。2010年代になるとややスッキリしたデザインに

ニコニコ学会 牧田翠さんによるエロマンガ分析はもはや恒例

ニコニコ学会 実は強姦作品はそこまで多くなかった

ニコニコ学会 男性向け作品ではほぼ必須の“絶頂”表現ですが、女性向け作品では“絶頂”ナシの作品も多い

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」