その話どこまでホント? Twitterにはびこる奇病「嘘松」とは:ねっと用語知ったかぶり
ウソをウソとして見抜く技術も必要なのですよ。
» 2017年05月07日 17時00分 公開
[ねとらぼ]
たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は「嘘松」をご紹介します。
嘘松(うそまつ)
嘘松とは、本当かどうか疑わしい話を「体験談・目撃談」としてSNSに投稿する人のことを指します。「嘘松」と呼ばれるようになったのは、投稿する人がたまたま「おそ松さん」の画像をアイコンに使用していることが多かったからと言われています。
あまりにもぶっ飛んだエピソードや、実話にしてはできすぎな体験談などを見たら「嘘松」を疑った方がいいかもしれません。例えば“電車内で迷惑な男がいて、まくしたてて注意したら逃げた。乗車していたみんなが拍手した”という有名な話がありますが、これなどはまさに「嘘松っぽいエピソード」の典型と言えます。
ただ実際のところ、この手の話については「嘘かどうかは分からない」というのが現状です。こういう「できすぎた体験談」が話題になると、必ずと言っていいほど「嘘だと言いたい」「嘘かどうか追及したい」人が現れるのがお約束。嘘松とは“必ずしも嘘とは言い切れないけど嘘っぽい話”と、“嘘かどうか確かめようがないが、嘘だと見抜いて絶対的優位に立ちたい人”の均衡した点の先に浮かび上がるものなのかもしれません。何でもかんでも嘘松認定するのもどうかと思いますが、あまりにもできすぎた話は、本当か嘘かを考えて反応するといいでしょう。
使い方例
例1:あの話できすぎてるよね。嘘松かね?
例2:嘘松の話さあ、あそこまで盛って話作れるのすげえな。
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