リアル「銀河鉄道の夜」!? 宮沢賢治童話村の幻想的なライトアップが美しすぎる

宮沢賢治が思い描いた理想郷「イーハトーブ」ってきっとこんな感じ。

» 2017年05月08日 09時02分 公開
[佐藤 春華ねとらぼ]

 童話の世界に迷い込んでしまいそうなイルミネーションが話題を集めています。偏光フィルターを用いたオブジェと美しい自然との融合が幻想的。



 こちらは岩手県花巻市にある宮沢賢治童話村でのライトアップイベント。宮沢賢治童話村はその名の通り、宮沢賢治童話の世界にどっぷり浸かれる施設。「銀河鉄道の夜」に出てくる銀河ステーション(入り口)をくぐり抜けた先に、妖精の小径や天空の広場が見えてきます。場所の名前だけでときめきが止まらない。

 花巻市がゆかりの偉人・宮沢賢治の生誕120年を記念して2016年から始めたものとなっており、7月14日から10月8日の期間、毎週金・土・日の18時から21時まで実施されます。入場無料(「賢治の学校」を除く)。ライトアップ期間中は宮沢賢治童話村「賢治の学校」の開館時間が19時までに延長されるほか、飲食が楽しめる屋台村も出店します。「注文の多い」屋台があっても童話村なら許されそう。


どんぐり 「山猫とどんぐり」がモチーフ


妖精の小径 「妖精の小径」という名前にふさわしい浮き世離れした美しさ


妖精の小径2 森の中を歩くだけで主役級の没入感

 また、8月26日と27日の16時から21時には「イーハトーブフェスティバル2017」が宮沢賢治童話村ステージにて開催。こちらは第一線で活躍するクリエイターやアーティストによる講演、ライブ、朗読、映像上映等で賢治の持つ多面的な魅力を紹介するステージイベント。数々の童話を発表しただけでなく、農学校の教員でもあった宮沢賢治の魅力がどんな形で表現されるか楽しみです。

 夏休みは豊かな自然と幻想的なライトアップを見に行きたいものですね。

(画像:花巻市)

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