「そして輝くウルトラソウル!杯!」開催 競馬のレースって誰でも命名できるの? 競馬場に聞いてみた

思ったよりもリーズナブル。

» 2017年05月10日 06時00分 公開
[高橋ホイコねとらぼ]

 4月22日、ばんえい競馬にて「そして輝くウルトラソウル!杯!」が開催されました。ばんえい競馬を始め地方競馬や競輪、ボートレースでは、ネタのような名前のレースが度々話題になります。個人が簡単にレース名をつけられるものなのでしょうか?

 過去の例をあげると、2003年に戸田競艇場で行われた「『だいこんおろし』の彼女募集記念レース」。実況をしていたアナウンサーが協賛理由を読みあげていたところツボに入ってしまい、ナレーションを続けられなくなる事態に。ある意味伝説となっています。

 その他、ネット上にはアイドルマスターなどの美少女系アニメやゲームのキャラクター名を冠したレースの動画が多数アップされています。例えば、荒尾競馬での「三浦あずさ永遠の二十歳記念」高知競馬の「星井美希誕生日特別」など。キャラの名前がレース名として表示されたり、実況アナがそのレース名を読み上げたりするところがとてもシュールです。さらに高知競馬の実況を担当する橋口アナウンサーはそのような痛いレース名にも全く動じず、さらに入念な下調べによりキャラクターの周辺情報を淡々と正確に説明することで人気があります。

ばんえい競馬 ウルトラソウル杯のキャプチャー 本当にやってた「そして輝くウルトラソウル!杯!」(地方競馬ライブより)

 実際にどうやったら、このようなレースを開催できるのか、ばんえい競馬を主催する帯広競馬場に取材しました。

――レースを命名するための費用はどれくらいかかるのでしょうか?

A: 1万円以上の協賛金をいただいています。1万円ちょうどでも大丈夫です。1万円以上の協賛金はご好意として受け取り、優勝者への賞金などになります。

――申し込み方法を教えてください

A: ネットでお申し込みいただくか、応募用紙に必要事項を記入の上、郵送またはFAXでお申し込みください。申し込み後に担当者とやりとりをしてレース名など詳細を決めていくことになります。

ばんえい競馬 協賛レースの案内キャプチャー 「個人協賛レース」の案内が公式サイトにありました(帯広競馬場より)

――レース名はかなり自由なように見えますが、何か制約はありますか?

A: 公序良俗に反するものはお断りするほか、芸能人の名前やアニメのキャラクター名など著作権がからむものは、本人に事務所等に確認いただいています。

――どのようなレース名が多いですか?

A: 結婚記念や帯広に来た記念、退職する方への記念など、何かを記念するものが多いです。芸能人やアニメ・ゲームのキャラクターの名前が入ったものよりも、普通に記念としてのご利用の方が多いです。

 「個人協賛レース」で調べると、地方競馬などいろいろなレースに名前をつけられるようです。費用も数千〜数万円と意外にお手軽です。個人協賛ではレース名をつけられるほか、表彰式にプレゼンターとして参加できたり、特別席で観戦できたりなど、各会場でいろいろな特典が用意されています。

 競馬が好きな上司への退職プレゼントが「特別席で自分の名前が入ったレースを観戦する」なんてステキですよね。個人協賛が可能なところは複数あるようなので、近くの競馬場や競輪場で「自分記念レース」ができるかもしれませんよ。

【競馬】

【競輪】

【ボートレース】

高橋ホイコ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/18/news071.jpg 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  2. /nl/articles/2503/20/news115.jpg 「いつの間に……」 大谷翔平、試合後の「ひざの状態」にファンに衝撃 「ボロボロ」「すごさを物語っている」
  3. /nl/articles/2503/20/news026.jpg プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが550万再生「凄すぎて笑うしかないw」「チーズが、、、」 話題になった作者に話を聞いた
  4. /nl/articles/2503/19/news126.jpg 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. /nl/articles/2503/19/news030.jpg 19万8000円で購入した超高級魚を、4年間育てたら…… ド肝を抜く“大変化”に「どんどん色が」「すごい」
  6. /nl/articles/2503/20/news046.jpg 【ワークマン】一体なんだこれは…… 衝撃的な“1500円Tシャツ”に反響 「すごく良い」「発想が面白い」
  7. /nl/articles/2503/19/news019.jpg 水族館のイカに“指でハート”をしてみたら… “まさかのお返し”が190万表示「こ、こんなことあるのか」
  8. /nl/articles/2503/20/news112.jpg 「なんでこれ使った」 ドジャース公式が“日本人3選手”の勇姿を投稿→よく見ると…… まさかの「違和感」に「誰かわからんかった」
  9. /nl/articles/2503/20/news009.jpg 「もうこりごりだ〜」 財布に新紙幣を入れたら…… “まさかのビジュアル”に爆笑 「昭和アニメのオチかな?」 投稿者に話を聞いた
  10. /nl/articles/2503/17/news040.jpg 毎日庭に来るインコから、ある日渡された“贈り物”とは…… 「号泣した」まさかの正体に「まるで何かの物語のよう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  2. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  3. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  4. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
  5. ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
  6. 「絶対当たったわこれ」→「は?」 ガリガリ君の棒に書かれていた“衝撃の文章”に「そうはならんやろ」 投稿者に当時の思いを聞いた
  7. コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
  8. 最恐雑草“ヤブガラシ”根元をハサミでチョキッと切ると…… “驚愕の結末”に「すごい」「知りませんでした」
  9. 「笑い過ぎて涙が」 小学生次男、宿題で先生に不正を疑われる→まさかの原因が530万表示 「じわじわくる」 投稿者に話を聞いた
  10. 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に