スマホってどれだけ進化したの? 2017年に「iPhone 3GS」で生活してみた(3/3 ページ)

» 2017年05月11日 11時00分 公開
[長橋諒ねとらぼ]
前のページへ 1|2|3       

本日2つ目の打ち合わせへ

 この日はたまたま仕事の打ち合わせが2件あった日でした。(普段はそんなにないので、自宅作業ばかりです。フリーランスは寂しいのです……)

 と、打ち合わせ先の「新宿」へ向かう際にふと思い立ち、「天気」アプリを開いてみました。これからの天気は……。

うわ出た! 謎の「雷」!!

 この不思議な天気予報は、昔から変わらないですね……。本日の天気は「晴れ」って表示されているのに、なぜか週間天気で見ると「雷」予報。どういう理論でこう表示されるのでしょうか。

 さて、そうこうしているうちに新宿に到着。本日の打ち合わせ2件目は、繁華街の中にある喫茶店で行うことになっています。

 ちなみにここ「珈琲西武」は、新宿駅東南口から歩いて徒歩約3分。老舗の喫茶店でありながら、Wi-Fiは飛んでいるし電源席も豊富だしと、フリーライターからしたら天国のような場所なのです。ご参考までに。

本当は教えたくないけど、こっそり教えます

 2件目の打ち合わせも順調かな? と思いきや、ここで問題発生。スマホの電池が少なくなっていることに気付いてしまったのです。そう、「iPhone 3GS」は現行のiPhoneと比べて、とても電池が減るのが早い……。こりゃあ一大事だ。

あの頃、電池に関してはガラケーの方が圧倒的に強者だった

 と、ここで、打ち合わせ相手のSさんが気を利かせてくれました。

Sさん:「どうされましたか?」

筆者:「あ、iPhoneの電池がなくなりそうで、充電ケーブルを探していたんですよ」

Sさん:「それなら僕、持ってますよ! お貸ししますね!」

 そういわれて貸してくれたのが、これ。

圧倒的コレジャナイ感

 Sさんが貸してくれたケーブルは、もちろん「Lightningケーブル」。今日日「iPhone 3GS」対応のケーブルを持っている人なんて、新宿中を探しても、どこにもいないでしょう。

 不思議そうな顔をしたSさんにおわびをし、20%の電池容量のまま夜まで使うことにいたしました。移動中にソシャゲなどの通信量が多いアプリをやっていれば、もっと早く電池がなくなるのでしょう。がんばれ3GS……。まけるな3GS……。

iPhone 3GS、本日最大の見せ場がやってきました

 時刻は夜20時。筆者はこの日、友人との飲み会の予定が入っていたため、会場がある渋谷へ向かいました。この飲み会で、思いがけないことに筆者の「iPhone 3GS」が大活躍をしたのです。

 気になる様子は、次の写真をご覧ください。

友人たち「え!? なにこれ?」
友人たち「懐かしい!!」

 「iPhone 3GS」、大人気なのです!

 それもそのはず。筆者も今回の記事を執筆するにあたって、7〜8年ぶりにiPhone 3GSに触れたのですが、周りの友人たちもそれは一緒。

 何げなくテーブルの上に置いておいた黒い物体に1人が気付けば、飲み会の席のテーマはこの「iPhone 3GS」に様変わり。筆者の3GSは、この日一番の盛り上がりを作ったのでした。

 と、ここで「これ、自撮り機能もないじゃん!」と友人が重要なことに気付きました。そう。「iPhone 3GS」はインカメラが備わっていないため、「自撮り」をする際には画面を裏返し、雰囲気でシャッターを押さないといけないのです。

ブレてるし、画質が悪い!

 雰囲気で撮ると、こうなってしまいます。というか昔は自撮りって文化がそもそもなかったような気もする……。(あったんでしょうか?)

 一応比較をするために、もう一枚撮りました。友人が持っていた「iPhone 7」で。

全然違う……

 やはり「iPhone 7」は違います。店内の照明などはちょっと写真撮影に不向きな環境でしたが、それでも加工なしで、3GSの方では見えない人物の表情などがはっきりと確認できます。ここ数年で、こんなにカメラは進化していたのですね……。

 ということで、今回は丸1日「iPhone 3GS」を使用してみましたが、一番進化を感じたのは「カメラ」の進化でした。(あくまで筆者個人の感想)

 思い返してみると数年前までは、スマホの「カメラ」の画質がそこまで良くなかったので、デジタルカメラ(一眼レフではない)をカバンの中に入れている人も多く見かけましたが、最近は二台持ちの方は珍しくなってきていると思われます。

 そして、次に感じたのが、各アプリの進化具合。例えばTwitterやInstagramなど、何げなく使っているアプリが、意外に使いやすくなっていたりしているのです。アップデートされたときは「いや〜こんな機能使わないでしょ。邪魔だよ」なんて思っていたものが、いざない状態に戻ると、不便に感じてしまうのです。これからは新機能が搭載されたら、邪険に扱わないようにしなきゃ。

 また、今回ネット環境はWi-Fiを使っていたので気になりませんでしたが、普段使っている4G LTEと昔使っていた3Gの「速さの違い」は、相当なものだったと記憶しています。発売した当時は電波も全然入らなかったし、なにより3Gは遅かった……!(特に動画再生) 電波や通信速度は、ここ数年でかなり改善されたのではないでしょうか。

 ちなみに、音声アシスタント「Siri」は、筆者は普段使っていないためか、なくても不便だと感じませんでした。これもよく使っている人にとっては、ないと不便に感じるのだと思います。

 数々の発見があった、今回の検証。スマホって本当に便利だな、とあらためて思わせてくれるような一日でした。ちなみにこの先10年後くらいに触ったら、一体どう感じるのでしょうか。その際にはぜひまたご報告したいと思います。

飲み会に居合わせたプロカメラマンが3GSで撮った写真。「レトロっぽくて逆にいいかも」とのこと

長橋諒

関連キーワード

iPhone | iPhone 3GS | スマートフォン | 電池 | 進化 | カメラ


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」