手品は見せられないけどぱんつは丸見え 「手品先輩」を慈しみたいあのキャラに花束を

絶対失敗をする女子高生手品師、むしろ見たい。

» 2017年05月13日 15時00分 公開
[たまごまごねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

画像 見よ、この大きなおっぱいの手品っ子を! 右は大道芸が好きな咲ちゃん (C)アズ/講談社

 女子高生+手品=エロい、というのを、トンチキな方向から見せてくれるのが『手品先輩』(著:アズ

 手品の成果より先にエッチハプニングが出て来る、とてもありがたいエンタテイメントです。やったぜ。

手品先輩は、見た目はいい

 手品先輩(本名は不明)は、ただ1人の奇術部員。ずーーーっとぼっちで、手品の練習。

 たまたま練習中にやってきた後輩の男の子。彼から見た手品先輩は、びっくりするほどの美少女でした。


画像 見た目はすごくいい、手品先輩(1巻P4) (C)アズ/講談社

 かわいい! マブい! おっぱい!

 ところが彼女、1人だとまあまあできるものの、人前にでるとあがり症で一切手品ができない、という呪いのような体質。

 かくして、彼は手品先輩の「助手」として捕獲されるハメに。

 手品先輩は、ただの「ドジっ子かわいい」ではないエッジの効いたキャラ。先輩の魅力とかつっこみどころを掘ってみます。

先輩はここがすごい1・引くほどえっちな失敗をする

 失敗してパンツチラリ、いやーん、というのは大変うれしいものです。手品先輩はというと、チラリなんてもんじゃない。モロです。丸出しむき出し、まねするのが不可能なレベル。


画像 ハトがでたー(股間から)(3巻P126) (C)アズ/講談社

 彼女はハトの手品を大変好むのですが、当然失敗します。そしてなぜかスカートの中から飛び出す。

 ……出るか普通? どうやったのそれ。そういう手品ってことにすればいいのでは。


 人並みの羞恥心はあるはずなのですが、手品先輩は引くほど無防備です。平気で木に登ったり地面に這いつくばったりするので、やたらぱんつが見える。

 このマンガのえっちハプニングは「ドキドキ」と「下品」の中間。行動が雑で基本色気がない。同時にそのナチュラルな感じがセクシャル。

 そりゃあ助手も、先輩の手伝いをなんとなく続けちゃうってもんです。

先輩はここがすごい2・驚くほど友達がいない


画像 先輩の部活動以外の姿は、大変心が痛む(2巻P27) (C)アズ/講談社

 すごい美人だし、明るいし、ギャルっぽいし、さぞかし友達が多かろうと思ったら1人もいません

 彼女が周囲に迷惑ばっかりかけている(例・無理やりな勧誘、授業中の手品など)から、仕方ないっちゃ仕方ないけど、いやー……モテないの? かわいいよ?? さすがに普段先輩を鬱陶しがる助手も、部活で見られない彼女の孤独な姿に、ツライものがこみ上げます。


画像 このページだけみたら、カップルにしか見えないんだけど、違うんだな(2巻P65) (C)アズ/講談社

 彼女が助手くんにこだわるのは、なんだかんだで寂しいから。

 だからなのか、助手にからみながら「入部してからちょうど1カ月の記念日」とかいい出す。友達(?)ができてただただうれしいという、シンプルな感情みたいですがさすがに、重い。毎月やられるんじゃないかこれ。

 ただ、こういうまめな女の子、好きな人多いでしょうー? 「記念日」とか言われたらときめかないー?? なんで彼女がモテないのか、不思議で仕方ない(でもバカだからなあ)。

先輩はここがすごい3・致命的なまでに人目が苦手

 手品に必要なのは、度胸です。自信をもって相手の視線をひきつけないと、成功するものもしない。

 しかし先輩は、そもそも人の視線がすこぶる苦手。


画像 あがり症というより、恐怖症の域にあるような……(2巻P60) (C)アズ/講談社

 先輩、実は素のスキルは優秀。ものすごく足が早くて陸上部にスカウトされたことも。助手がいない時、1人だとハトマジックも完璧にこなします。

 なのに、相手が目隠しをした、よく見知った助手だとしても、目の前にいると手品ができない。本当にゲロを吐く。人前にたつ時はゲロ袋必須です。

 失敗の連続がこのマンガの一番楽しいところだし、えっちにつながるステキな流れ。ただあんまりにも失敗続きなので、だんだん哀れになってくる。

 そこで、助手くん。彼が先輩のミスやポロリをことごとくつっこんでくれる(フォローではない)ことで救われます。気がついたら彼女自身、つっこまれることが当たり前になっている。

 つっこむ、というのは相手に興味があるから行うコミュニケーション。助平な目で先輩を見ている助手くん、基本先輩にあまり関わりたくないというスタンスだけど、先輩のことそんなに嫌いじゃないみたい。

手品先輩って助手のことどう思ってるの?

 助手くんは、手品先輩に対しては「エッチで眼福」「何か性的進展があるならやぶさかではないっていうかうれしい」「でもめんどくさい」くらいのことは考えています。見た目好みの先輩に対して思春期男子がムラムラ考えちゃう、というくらいには。

 じゃあ先輩は助手のことどうよ?


画像 SUKI! 経験なさすぎて混乱する先輩(2巻P101) (C)アズ/講談社

 助手が手品用のスプリングアニマルを「好き」だと言ったのを、勘違いする先輩。なんということでしょう、まんざらでもない様子だし、大分うれしそう。……ってことは、今まで別に助手くんにそういう目は向けていなかった、ということ。

 彼女はいろいろなことに、平等に夢中です。手品は好き。助手も(助手として)好き。奇術部が好き。新しく入ってきた大道芸の姉弟も好き。ふと頭に面白そうなことが浮かんだら、そっちに夢中になっちゃう。

 だから「助手に対しての感情」というのはあんまり考えていない。「恥ずかしい」「照れる」というのはあるけれど「面白い」があとから来たら上書きされちゃう。

 でも彼女も、1人の高校生。時間がたつとともに心に蓄積していくものも、あります。


画像 寝ている助手、そして触れる先輩(3巻P79) (C)アズ/講談社

 助手が熟睡していて、先輩が1人練習をしているシーン。先輩は助手の頭にそっと触れました。まあこのあと、当然のごとくオチはあるのですが……いやこれフラグだよ。

 いつもめちゃくちゃに荒らす迷惑な先輩。でもエロ失敗も移り気な性格も、なんだかハムスターなどの小動物みたい。助手が彼女をほっとけない気持ち、よく分かる。押せばすぐ恋愛関係になれそうなのに、助手がそうしないのも、よく分かる。




たまごまご


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2505/19/news109.jpg マクドナルド、ハッピーセットの「早期終了」を発表 横行する転売――モラルのない行動に第2弾販売への不安広まる
  2. /nl/articles/2505/17/news021.jpg 50年間放置して“ジャングル化”したおばあちゃんの家 → 掃除したら…… “木の中から現れたもの”が170万再生 「予想を超えた」「ブラボー」【海外】
  3. /nl/articles/2505/18/news010.jpg 日本人のママと米国人のパパが国際結婚→生まれた子どもは…… 290万再生の“まさかの現在”に「びっくりしました」「心温まる」【海外】
  4. /nl/articles/2505/14/news157.jpg Nintendo Switch 2の抽選に当たったのはいいけど…… “とんでもないミス”に1800万表示の絶叫「やべえええ」「めっちゃ笑った」
  5. /nl/articles/2505/16/news171.jpg 1室1万円“忘れられた別荘地”、1DKアパートのドアを開けると…… まさかの光景に「すごい」「驚きました」
  6. /nl/articles/2505/13/news026.jpg 「購入して大正解」 ワークマンの“1780円最強暑さ対策ポンチョ”に称賛続出 「文句なし」「ずっと販売して」
  7. /nl/articles/2505/15/news035.jpg “1K8.5畳”の新居を一人暮らし男子が模様替え→1年後…… 「もうホテルやん笑」生まれ変わった空間に驚き「こんな部屋に住みたい」
  8. /nl/articles/2505/17/news037.jpg 水族館で夫が撮った妻と息子のショット、見返そうと思ったら…… 妻の予想外すぎる姿に「コーヒー吹いた」「これはさすがに王騎将軍もびっくり」 投稿者に話を聞いた
  9. /nl/articles/2505/18/news030.jpg 「アムロ専用ザクか……」 ガンダムが奪われた世界でアムロが乗る機体を“妄想したガンプラ”に反響 「すごく“ありそう”」
  10. /nl/articles/2505/16/news148.jpg マクドナルド、「ちいかわ&マイクラ」ハッピーセット→即日売り切れの店舗も…… 対策とるもフリマサイトに転売「早速転売ヤーの餌食に」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
  2. 万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
  3. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」 投稿者に話を聞いた
  4. 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
  5. 「女の子みたいな顔だね」と言われ続けた男の子、20歳になったら→「神がかってる」姿に驚がく 「人体の不思議」「オーラが凄い」
  6. 使わなくなったカラーボックス→“ずぼらシンママ”が簡単DIYしたら…… 天才的な仕上がりに「かしこーい!!」「これ作ってみよう」
  7. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  8. カルディ全店で販売の生ハムから「サルモネラ属菌」検出…… 「心よりお詫び」7万個自主回収
  9. マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「待ってました!」 人気作の登場に混乱の懸念も「すぐ売り切れそう」「初週ヤバいぞ」
  10. お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」