「サガ・フロンティア」で“41連携”の発動が確認される 2分弱攻撃し続けて16万ダメージ

上限は40連携だと思われていました。

» 2017年05月15日 13時09分 公開
[コンタケねとらぼ]

 スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1997年に発売したプレイステーション専用RPG「サガ・フロンティア」で、“41連携”の発動に成功した動画が公開されプレイヤーたちに衝撃が走っています。動画を公開したのは、さまざまなTAS(ツールアシスト)動画や縛りプレイ動画を公開している「おやつ」さん。




サガ・フロンティア 41連携 41連携中の様子

 この動画に、ある者は「5連携までじゃなかったのか!?」と、またある者は「9連携が上限だろ!?」と、そして一部の「サガ・フロンティア」狂は「40連携が限界ではなかったのか!?」と、人によって驚き方にも違いが発生しているもよう。

“連携”とは

 サガ・フロンティアでは、“連携”というシステムが採用されています。これは、特定の条件が満たされたときに味方の技が連続して発動し、通常よりも高いダメージを与えられるというもの。


サガ・フロンティア 41連携 連携が発動した瞬間。画像はおやつさんの「初期技術で最少戦闘回数クリアに挑戦」part2より

 例えば「集中射撃」「巻き打ち」「幻魔」という3つの技が連携すると「集中巻き幻魔」と表示され、それぞれが単発で発動するよりも大ダメージを与えられます。ただし、“連携”の発動条件は、かなり複雑です。詳しくは41連携発動動画内で説明されているため、そちらをご覧ください。

5連携と9連携と40連携

 同作は5人パーティとなっており、“普通にプレイ”していると上限は5連携までとなります。しかし、これはあくまでも“普通のプレイ”での話。ある特定の行動を取ることで、最大で9連携までつながるようになります

 その特定の行動とは、1度だけ8回連続行動を行えるようになる術「オーヴァドライブ」中に、敵と自分を一定時間行動不能にする術「停滞のルーン」を使用するというもの。この行動を行うとバグ(?)により、常時8回連続行動が行えるようになってしまいます。

 「オーヴァドライブ」はゲーム中で使用できるのが1人だけなため、これで仲間4人と合わせて最大9連携まで取れるように。ただし、前述の通り連携は発動条件が複雑なため、9連携の時点で人力ではかなり難しくなります。

 10連携以上を目指す場合は、さらにPSソフト「チョコボの不思議なダンジョン」に付属されている「不思議なデータディスク」が必要になります。このディスクにはスクウェアのPS用ソフトのさまざまな改造セーブデータが収録されており、「サガ・フロンティア」では「全キャラ全ステータスMAX・全技・全術習得済み」というとんでもない状況でゲームが始められるようになります。


サガ・フロンティア 41連携 いろいろと反則なデータが収録された「不思議なデータディスク」

 このデータを利用し、“オーヴァドライブ+停滞のルーン”を5人全員で行うと、5人×8回行動で理論上は最大40連携が行えるようになります。ただしあくまでも理論上の話で、ツールアシストによる乱数調整が不可欠です。

 この40連携こそがゲーム中最大であり、それ以上は存在しないと思われていました。発売からちょうど20年となる今年、2017年までは。

夢の41連携へ

 今回発見された上限突破となる41連携は、同作にいる7人の主人公全員のEDを見た後に入れるようになる“開発2部”でのみ実行できます。同マップのある部屋で起こる戦闘は、HPが0になっても復活する「リヴァイヴァ」が敵を含め全員にかかっているという特殊なものになっています。

 そしてこの敵に掛かっている「リヴァイヴァ」が、実は非常に特殊な状況でのみ連携に組み込めることが最近になり判明しました。さまざまな仕込みと乱数調整の末、40連携に「リヴァイヴァ」を組み込み41連携を達成したのが今回の動画となります。


サガ・フロンティア 41連携 「リヴァイヴァ」が連携に組み込まれた瞬間

 連携には同じ技も組み込めますが、今回はかぶりなしで実現。41種の技が次々に繰り広げられていく様はなかなか爽快で、2分弱敵を一方的に攻撃し続けます。

 ちなみに技名はバグってしまい「剣」としか表示されませんが、実際の41連携技名は「リヴァイヴァスライバベル水撃スープジャイアントロコ金剛カイザーブラスター陽子ロケット鬼バルカン破壊鉄下駄電束火炎プラズマ跳弾神速熱線放射ソニックディフレクト電撃濁流清流アル・三スカイ燕曲射短勁フラッシュライジングロザリオアル・十字塔無月真アル・羅刹掌」となるそうです。お経かな。


サガ・フロンティア 41連携 長過ぎる

 さらにダメージ表記もバグって3万5248しか出ていませんが、実際内部では約16万6000ダメージ出ているとのこと。一部の変身する敵以外は、全部1発で吹き飛びます。

 当時多くの人を引きつけた連携システムで、こんな新しい発見が報告されるとは思ってもいませんでした。やはり、「サガフロ」は最高ですね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/09/news077.jpg 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  2. /nl/articles/2412/08/news016.jpg 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  3. /nl/articles/2412/09/news022.jpg 白髪の混ざったロングヘアの女性、黒く染めるのかと思いきや…… 見事な“新手法”が「めっちゃ綺麗」と1580万再生【イタリア】
  4. /nl/articles/2412/07/news025.jpg 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  5. /nl/articles/2412/08/news006.jpg 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  6. /nl/articles/2412/09/news043.jpg 父「好きなアイス1つ買っていいよ」→“1つ”の概念が問われそうな選択に870万表示「こんなのあるんだ」「“1つ”には違いない」
  7. /nl/articles/2412/09/news172.jpg 市川團十郎、亡妻・小林麻央さんが着用していた服を長女が着られるようになったと報告「よく似てる」 そっくりな姿を投稿
  8. /nl/articles/2412/09/news133.jpg 「初めて見た」 真美子さんとNBA観戦の大谷翔平→よく見ると…… 貴重な姿に「つけてますね」
  9. /nl/articles/2412/09/news094.jpg 「1万円超で高額転売」も発生 “セーラームーンの明治のチョコ”に異常事態 “発売前に完売”の店舗も
  10. /nl/articles/2412/07/news057.jpg その発想はなかった! 手に描いた“孫悟空” → 広げたら…… “まさかの変化”にテンション上がる「センスだね」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」