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» 2017年05月15日 16時14分 公開

くたびれたリーマンが冒険心を取り戻した――「ゼルダの伝説」最新作に寄せられたAmazonレビューが泣ける

おじさんゲーマー必読。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のAmazon.co.jp販売ページに寄せられたレビューが、感動的で泣けると評判です。日々の仕事に消耗しているサラリーマンが、同作がきっかけで少年期の思い出を振り返り“あのころ”抱いていた冒険心を取り戻す様が、物語のようにつづられています。うるうる。


レビュー 涙なしには読めない

 「いつもと同じつまらない景色が違ってみえる。」と題し、レビューを投稿したのは無記名のサラリーマン(文面から察するに30代)。連日の激務に追われ、通勤中に見える“名も知らぬ山”にすらいら立ちを覚えるほどくたびれた毎日を送っています。

 しかし、たまたまNintendo Switchの店頭販売を見かけた瞬間、投稿者の心に変化が。「スーパーマリオ64」にハマっていたころ、「今どきマリオとかだっせ! PS(プレイステーション)だろ」と友人に言われ恥ずかしく思ったこと、相手に嫌われたくない一心で「確かにもうマリオは古いよな!」と同調したこと――そんな子どものころの思い出がよみがえります。

※当時は「ファイナルファンタジー」の新作「VII」のリリースが決定したことで、ゲームハードのシェア競争はPS有利に大きく傾いていました

 「つまらなければ売ればいい」、そう思って本体と同作を購入した投稿者。その後いかにゲームから感銘を受けたかは語らず、ただ「出勤日だった昨日、電車の窓から見えた名前も知らない山を見て、『登れそう』と思った瞬間、涙があふれて止まらなかった」と記します。広大なフィールドを自由に探険できる同作のゲーム性が感受性を呼び覚まし、かつていら立ちを覚えた、あの“名も知らぬ山”すら心に訴えかけてくるように。

 「たかがゲームとは言わないでくれ。俺たちはゲーム黄金期に生まれた」と言い放ち、「マリオがジャンプするときに釣られて身体が動く家族」「マリオカートやスマッシュブラザーズを、コントローラーを持ち寄って対戦」といった思い出を語る投稿者。高価なゲームを買ってくれた両親のことを思い出しての「もっと親孝行すべきだった」が胸を打ちます。

 そして「現状維持のために憎まれてでも日々併走するリーマン仲間に」と勧めつつ、開発者への謝辞を添えてレビューは締めくくられます。

このゼルダは、俺が忘れた「挑戦と報酬」を与えてくれる。
地図なき世界を自由に探索できる、ワクワクする冒険が体験できる。
同世代の俺たちは明日をしのぐために日々病んでいる。だが人生に失望しないでくれ。
こんなところに、俺が望んでいた冒険があったんだと。
P.S.
今作のゼルダに感謝したい気持ちと、
マリオ64開発スタッフと任天堂に謝罪したい気持ちでいっぱいだ。
マリオ64が大好きだったくせに古いと言った、あの日のうそを謝りたい。
冬のマリオオデッセイ、心から楽しみにしています。
Amazonレビューより抜粋)

 レビューは多くの共感を呼び、4238人中4131人が「このレビューが参考になった」と投票(執筆時点)。「レビューを読んで朝から泣きそうになりました」「世の中にワクワクするようなことがなくなって久しいですが、ゲームで遊んでワクワクしたいと思います」といったコメントも多く寄せられています。

 中国のサラリーマンからも、「ゲームがくれたのは単なる面白さではなく、その面白さを探している無邪気な自分」とのコメントが。事情が異なるとはいえ、ゲームに対する思いは海外でも通ずるところがあるようです。




(沓澤真二)


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