「同性愛者を入店させないで」と投書した客に「もう来ないでください」 お店の回答に称賛の声集まる

「お客さまを侮辱する方を、当社はお客さまとしてお迎えすることができません」と毅然(きぜん)と回答しています。

» 2017年05月16日 19時54分 公開
[ねとらぼ]

 「もう来ないでください」――同性愛者が入店できないような対策を取ってほしいと投書した利用客に対するお店側の回答が「すばらしい」と称賛されています。

 この回答は、Twitterユーザーのゆーと(@Yuto_yumi_)さんが勤務先のお店に掲示する内容として投稿したもの。投書には、駐車場で男性同士が手をつないでいたとして「見ていて気持ちが悪い」「お店としては、そういう人たちを入店できないような対策を取ろうとは思いませんか?」「対策とかしてくれないなら二度と来ません。そういうお店ってこともインターネットに流します」などと記されていました。

投書と回答(画像提供:ゆーとさん)

 これに対するお店側の回答は「結論から申し上げます。もう来ないでください」と怒りをにじませたもの。「皆さま大切なお客さまです。お客さまを侮辱する方を、当社はお客さまとしてお迎えすることができません」と毅然と答えています。またお店ではLGBTの人も働いていることに触れ、「あなたさまの考え方や感じ方を否定するつもりはございませんが、LGBTの方々の生き方を真っ向から踏みにじるような言動はおやめください」と訴えています。

 この回答とともに、ゆーとさんは「この会社で働いててよかった」とツイート。Twitterでも「いい会社」「すばらしい回答」との声が寄せられています。

 ゆーとさんに話をうかがったところ、以前にも他の利用客からLGBTの方の入店を断ってほしいという意見があったとのこと。LGBTの従業員が、利用客から「態度や言い方がオネェっぽくて気持ち悪い」と言われ退職に追い込まれたことも。それを受けて会社ではLGBTの従業員を支援する部署が発足。LGBTへの理解が深い会社なのだそうです。

 自身もゲイであるゆーとさんは、本部の回答について「理解をしてくれている会社には本当に感謝をしています。お客さまの感じ方や捉え方を否定するつもりは全くありませんが、どうか理解して欲しいってことを伝えている返答には正直泣きました」と語っています。

LGBTを象徴するレインボーフラッグ

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