漫画家・クジラックス先生、警察の「申し入れ」報道についてあらためて説明 「前例ができたと思ってほしくない」
警察の申し入れについて「表現の自由の侵害ではないか」とネット上では懸念の声があがっていました。
埼玉県警が漫画家・クジラックス氏に対し、「表現規制」ともとれる申し入れをしたとの報道が波紋を呼んでいます。クジラックス氏はこれを受けて15日、Twitterであらためて詳細を説明しました。
そもそもの発端は、6月12日に住居侵入・強制わいせつなどの疑いで逮捕された容疑者が、取り調べの中で「漫画の手口を模倣した」と供述していたこと。各所の報道によれば、埼玉県警はこれを受け、今後は模倣した犯罪が起こらないよう作者に配慮の申し入れを行い、作者もこれに応じたとのことです。またクジラックス氏も報道以前からTwitterで警察の訪問があったことについてツイートしており、大きな関心を集めていました。
しかし、警察が著作者に対しこうした申し入れをするのはかなり異例とされ、インターネット上では今回の申し入れに対し懸念を示す声も。特に一部報道では「『少女が性的被害に遭うような漫画は今後描かない』と了承した」といった表現もあったことから、「表現の自由の侵害ではないか」といった批判も多く見られました。
こうした流れを受け、クジラックス氏はあらためてTwitterで経緯や自身のスタンスを説明。「今後描かないと了承した」という報道については、問題の作品を描いたのは約4年前であり、今は描きたいものへの興味が変わっていること、加えて犯人が当時の作品を見て真似たと供述していることなどを考えると、今後同じようなものは描く気にならないと思う――といったニュアンスだったと説明しました。
また、これはあくまでクジラックス氏個人が考えたことで、実際は「抗力も保障もない極めて曖昧なお話」であり、「『表現の自由が脅かされた』とか『警察の圧力に屈した』とか『前例ができた』といった類の話だとは思ってほしくない」と、あまり悲観的に捉えないでほしいとも語っています。クジラックス氏は14日の時点で「警察の方も何かお仕事をする必要があったのでしょうし、コンプライアンスを徹底させてるのか終始へりくだってたし。申し入れっていうと仰々しいけど、実際は菓子折りとお茶飲みながらもっとふにゃ〜っとした会話をしたよ」と、実際はもっとゆるい空気の中で対話が行われたことも明かしていました。
ネット上での反応については、警察発表をもとに書かれた記事が極端な印象を与えてしまうのは「致し方ないこと」としつつも、「自分が思う以上に関心を集めてしまう出来事なんだなと思いました」とクジラックス氏。しかし、警察も自分も「『「こんな事件2度と起こらなければいいのに』という気持ちは同じ」と、あらためて今の胸中を語りました。
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