迷惑撮影が原因でディズニーリゾートの建物が工事に? ウワサの真偽をオリエンタルランドに聞いた
モラルをもって楽しい1日に。
「マナーの悪い人のせいで東京ディズニーリゾートの外観が変わり始めている」というウワサがネット上で波紋を呼んでいます。東京ディズニーランドや東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドを取材しました。
数年前からしばしば話題になっていたパーク内での迷惑行為や迷惑撮影。これに対してついに対応策となる工事が施され、建物やパーク内の外観が変わってしまったという意見がネット上に相次いで投稿されています。もっとも多かったのは東京ディズニーシーの人気テーマポート「アラビアンコースト」に関するもので、宮殿を模した建物に施されていた窓枠の装飾が6月ごろからふさがれるようになったとのこと。以前はこの窓があるスロープからパーク内の景色を見ることができましたが、最近SNSに投稿された写真などを見てみると、確かに白っぽい板のような部材で覆われているのが確認できます。
Twitterでのアラビアンコースト工事報告
ネット上ではこうした工事が行われた原因について、窓枠によじ登ったり、窓枠に腰掛けて写真を撮影する人がいたからだという声があがっており、一部のサイトでは、アラビアンコーストの窓枠を「カップルにおススメの写真スポットはここ!」と紹介したうえで、「この窓に腰掛けて、カップルの後ろ姿を撮影するのが今人気なんです!さりげなく手を繋いだり、2人でハートを作ったり、あえて後ろ姿を撮影するのがなんだか素敵ですよね」と迷惑撮影を推奨するような記事も掲載しています。
迷惑撮影についての苦言
またこの他にも「シンデレラ城の手すりに座る人がいるのでトゲがついた」「トゥーンタウンの木箱に乗る人がいるので、『NO STEP(登らないで)』の文字がペイントされた」「井戸の中に足入れて座る人がいる」「シンデレラ城の前の地べたに座ってる人が多い」といった意見が相次いでおり、これらは写真撮影のための迷惑行為ではないかと示唆する人も。
こうしたパーク内の変化について、ディズニーファン達からは「ディズニーの景観壊さないで」「本当にルールを守って欲しい」「あの窓から見える景色好きだったのに」「全然関係ない人が悲しい思いをするのは本当に良くないこと」という意見があがっているほか、「リハブ(メンテナンスの為の工事)であって欲しい」という切実な声が上がっています。
パーク内で行われている工事は本当に迷惑行為や迷惑撮影が原因なのか、オリエンタルランドの担当者に聞きました。
オリエンタルランドに聞く、パーク工事の真相と迷惑撮影
――アラビアンコーストの工事がネット上で話題になっていますが、迷惑撮影が原因で建物の外観が変わってしまったのでしょうか
広報担当:申し訳ありませんが、工事の一つ一つが何のためなのかについては、都度お話しておりません。
――迷惑行為や迷惑撮影に心を痛めている人も多いようですが
広報担当:確かに安全でない行動をしてしまう方は残念ながらいらっしゃいます。ただ、パーク内での撮影、というのも楽しみ方の一つですので、安全確認をしていただいて、基本的にはお客さまのご判断でお願いできればと思います。
――パーク内で撮影を行う場合に注意すべきことはありますか
広報担当:やはり安全への注意ですね。また場合によってはキャストからお声がけをさせていただく場合もありますので、ご了承いただければと思います。
ついついはしゃいでしまいがちなテーマパークでの行動。東京ディズニーリゾートにかかわらず、楽しい思い出のためにも節度ある行動が求められます。
(Kikka)
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