これは「ZOZO立ち」!? ZOZOTOWNのスタッフモデルがみんな「斜め下」を向いている理由

「ZOZOTOWN」の商品を試着し、写真で雰囲気を伝えてくれる「スタッフモデル」。なぜだかみんな、斜め下か横を向いて写真に収まっています。なぜなのでしょうか?

» 2017年07月09日 11時00分 公開
[岡田有花ねとらぼ]

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」は、日本最大級の通販サイトの1つです。利用したことがある方も多いかもしれません。

 ZOZOTOWNに載っている「スタッフモデル」の写真を見たことはありますか? 洋服メーカーが用意した公式の写真とは別に、ZOZOTOWNのスタッフがモデルとしてその服を着用し、雰囲気を写真で伝えてくれるのです。コーディネート例や着心地も分かり、購入の際に参考にできる仕組みです。

 このスタッフモデル(「着用レビューモデル」とも呼びます)ですが、なぜだかみんな、斜め下か横を向いています。特に女性にその傾向が強く、ほとんどが斜め下か横向きです。なぜ……?

画像 この服、メーカーが用意したモデルはばっちり正面を向いていますが
画像 スタッフモデルはみんな、横向きか斜め下
画像 モデルごとに見てみましょう。このモデルさんは全部斜め下ポーズです
画像 こちらのモデルさんもやはり斜め下ポーズ
画像 ブランド別でみても、例えば人気ブランド「AZUL by moussy」のコーデモデルだとこんな感じです

 スタッフモデルはなぜみんな、斜め下か横を向いているのでしょうか。この角度、ZOZOTOWNが推奨する「ZOZO立ち」……だったりするのでしょうか? ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイに聞いてみました。

――なぜ、ZOZOTOWNのスタッフモデルはみんな斜め下や横を向いているのでしょうか?

 モデルの顔の向きについて、かたいルールなどは特に設けていませんが、斜め下や横を向く一番の理由は、顔の表情ではなくコーディネート(服)を見てもらうためです。主役はあくまでも洋服やコーディネートで、顔ではない、という意味合いです。

 また、正面より斜め下を向いたほうが、鼻筋・顎ラインがすっきりキレイに見えることや、襟元に特徴があったり、アクセサリー着用の場合は、横向きのほうが見えやすくなること、表情を気にせず撮影することによる、撮影時間・枚数の短縮化――があります。

――一度「服がよく映え、顔がスッキリ見える決めポーズ」が決まれば、同じポーズで撮影することによって撮影時間や枚数を削減できるので、同じモデルは同じ角度で撮られがち、という認識で良いでしょうか?

 その認識で間違いありません。スタッフモデルは枚数を撮るにつれて自分の雰囲気の出る角度やポージングを習得していきます。そのため、1着当たりの撮影枚数・時間が短縮でき、多くのコーディネートが撮影できるというわけです。

 また、過度なポージングを控えることで、一覧で見ていただいたときにごちゃごちゃせず、まとまりのあるシンプルなコーディネート一覧になるので見やすくなるという効果もあります。

画像 同じポーズだからこそ、服の違いだけに目線が集中します

――モデルの方々は、一度の撮影で何コーデぐらい、何カットぐらい撮るものなのでしょうか。また、撮影時間はどれぐらいでしょうか?

 1日の撮影枚数やカット数は回答を控えさせていただきます。撮影時間は、モデル採用ページに記載がある勤務時間(午前9時〜午後6時)でイメージいただけますと幸いです。

――男性は正面向きのモデルも多いようですが、男女でルールの違いはありますか?

 レディースはコーディネートなど全体の雰囲気を重視しているので、斜め向きなどコーデの雰囲気が伝わりやすいポージングになっていますが、メンズはどちらかというと、全体的な雰囲気よりアイテムのディテールにこだわる傾向があるため、正面を向くようなシンプルなポージングを心がけることによって、アイテム自体をしっかり伝えることを大切にしています。

画像 男性はすべて正面向きのモデルもいれば
画像 斜め下を向いているモデルも
画像 毎回異なるポーズで撮っているモデルさんもいます

――以前、ZOZOTOWNにあるショップ「WEGO」にいるモデルが“やたらと下を向いている”として注目されたことがありました。その理由は「カメラ目線に慣れてない」だったそうです。(関連記事:ZOZOTOWNに出店中の「WEGO」モデルがめっちゃ下向く理由が判明 「カメラ目線に慣れてないだけです」)。ZOZOTOWNのスタッフモデルが下を向くのも、そういった理由がありますか?

 そういったことはありません。レビューモデルは、「ZOZOTOWNで販売されている商品を着用し、WEARにレビューを投稿する」ことが毎日の仕事で、プロ意識を持って、日々の業務に取り組んでおります。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/14/news049.jpg ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. /nl/articles/2501/16/news152.jpg タンクトップ姿のパパ「昔はモテた」→娘は信じていなかったが…… かつての姿に衝撃走る「『トップガン』に出ていても納得」【海外】
  3. /nl/articles/2501/16/news154.jpg 「まじで終わってる」 マクドナルド「エヴァ」コラボ品“高額転売”に嘆く声…… 「結局欲しい人が買えない」
  4. /nl/articles/2501/16/news099.jpg 大谷翔平、“家族とのショット”が210万表示の反響 幸せそうな高画質の表情に「いい写真だ!」「初めてタップした」
  5. /nl/articles/2501/16/news033.jpg 「初心者でもレモンが“必ず”実る」驚きの裏ワザで育てると…… 想像を超える大収穫に「目から鱗」「そーゆーこと?!」と大反響
  6. /nl/articles/2501/15/news094.jpg 実家のトイレがリフォーム→ 判明した“重大欠陥”に2100万表示の驚き 「気付かなかったのか」
  7. /nl/articles/2501/16/news134.jpg 元欅坂46、幼少期→学生時代→現在の成長ビフォーアフターを公開 「仕上がりすぎです」「優勝」と280万再生突破
  8. /nl/articles/2501/15/news074.jpg 賞味期限「2年前」のゼリーを販売か…… 人気スーパーが謝罪「深くお詫び」 回収に協力呼びかけ
  9. /nl/articles/2501/16/news155.jpg 「timelesz」候補者が持っていた“ダイソーのぬいぐるみ”、店頭から消える 「どこにもない」「篠塚担のうさぎ狩り」と話題に
  10. /nl/articles/2501/15/news169.jpg 「お遊戯会ではない」と批判受ける→成人式に“メルカリで買った服”で参加したインフルエンサーが反論 「ちょっとまって」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  2. 「大根は全部冷凍してください」 “多くの人が知らない”画期的な保存方法に「これから躊躇なく買えます」「これで腐らせずに済む」
  3. 浜崎あゆみ、息子2人チラリの朝食風景を公開 食卓に並ぶ“国民的キャラクター”のメニューが意外
  4. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. 中2長女“書店で好きなだけ本を買う権”を行使した結果…… “驚愕のレシート”が1300万表示「大物になるぞ!!」「これやってみよう」
  6. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”の家族に反響 ジュノンボーイの幼少期が香取慎吾似?【コンテスト特集2024】
  7. 大好きなお母さんが他界し、実家でひとり暮らしする猫 その日常に「涙が溢れてくる……」「温かい気持ちになりました」
  8. 「やばすぎ」 ブックオフに10万円で売られていた“衝撃の商品”に仰天 「これもう文化財」「お宝すぎる」 投稿者に発見時の気持ちを聞いた
  9. 「こんなおばあちゃんになりたい」 1人暮らしの93歳が作る“かんたん夕食”がすごい! 「憧れます」「見習わないといけませんね」
  10. 【今日の難読漢字】「碑」←何と読む?
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」