ニュース
» 2017年08月03日 20時55分 公開

小説家になろうに怪作登場 「異世界転生ラノベは息子を亡くした母が書いてる説」に基づいた「序文『息子へ。』」

場外から重い設定を投げ込むのヤメロォ!

[コンタケ,ねとらぼ]

 小説投稿サイト「小説家になろう」に、全ての“異世界転生ものラノベ”の世界を根底から覆してしまう怪作が投稿されています。題名は「序文『息子へ。』で」、「異世界転生ラノベの7割以上を“交通事故で我が子を失った母親”が書いてる」という新説に基づき、母親視点で異世界を冒険しているはずの息子に宛てた手紙を読み進めていくという内容。異世界とは母の脳内のことだった……?



 同作を書いているのは、脚本家・ライトノベル作家の伊藤ヒロさん。もともとアイデアを5月18日にTwitterで投稿しており、今回ついに作品として投稿されました。



 最初の投稿で(※全ての異世界ものラノベを読む方は、最初にこの序文をお読みください)と注釈が付いており、あらゆる“異世界転生ものラノベ”に共通する設定になっているようです。そしてその第1章に当たる「その1、ある母の場合」は、以下のような始まり。

 息子へ。

 母です。お元気ですか。

 あなたが異世界に行ってから、もう2年が経ちました。

 そちらは住み良い世界ですか? 今も冒険の旅の途中ですか? それとも、もう魔王を倒して、楽しくみんなで暮らしていますか? やはりハーレムを作っているのでしょうか?

 あなたは、小さい女の子が好きだから、師匠気取りのロリババアや奴隷市で買った獣人娘に振り回されていないか心配です。ちゃんと同い年の正妻ヒロインとも仲良くしてあげてください。


小説家になろう 異世界転生 序文 息子へ 母ちゃん……

 この母親は息子にハーレム作ってほしいのかとか、ロリババアだの正妻ヒロインだの“その道”に通じ過ぎだろうとか開幕から母親がイカれていますが、息子を亡くして2年目のラノベ作家という背景を考えれば……余計こえーわ。ホラーだわ。

 その先も異世界での生活を気遣う言葉と、「加害者のトラック運転手が毎月お参りに来る」「いまだにあの日のことをずっと納得できずにいます」といった亡くなった現実世界での出来事や思いを報告する言葉が続いており、大変読んでいて胸が苦しい。もう「このすば」とか笑いながら見られない……。

 異世界に転生した後の主人公の家族の話というのは、たまに描かれるテーマではあります。しかし、その家族が主人公で、しかも異世界そのものが家族の想像の産物というのはあまりにも悲しい。そしてこの先も、おそらく悲しい展開しかありません。全ての“異世界転生もの”に場外から重い設定をぶん投げる、とんでもない作品が登場してしまいました。

関連キーワード

ライトノベル | 小説・詩 | 投稿 | 家族


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2201/27/news104.jpg 坂上忍、11歳“長男”・佐藤ツトムの旅立ちに涙 介護の日々経ての別れに「本当にありがとうございました」
  2. /nl/articles/2201/27/news011.jpg 【漫画】「なんで腹立たないの?」 マナーが悪い人へのイライラが消える考え方に「おかげでスッとした」「見習いたい」の声
  3. /nl/articles/2201/26/news015.jpg 保護猫と先住猫が初対面した夜、おもわぬ行動に涙…… 「先住猫の優しさがすごい」「一生懸命な姿がたまらない」と反響
  4. /nl/articles/2201/25/news179.jpg 氷川きよし、休養発表後インスタ初更新 過熱報道に苦言「精神的に追い詰められています」「私も一人の人間」
  5. /nl/articles/2111/02/news016.jpg “重みのある一言”に「ゾクッとした」 登山中に「あなた危ないわよ」と注意された体験談漫画に反響集まる
  6. /nl/articles/2201/27/news192.jpg ちっちゃすぎるのかでっかすぎるのか 大相撲・高安関と11カ月娘のスニーカー比較写真が「ガリバー旅行記」と反響
  7. /nl/articles/2201/26/news085.jpg 一見すると笑顔の女性、よくみると…… いじめ・自殺防止を訴えるポスターのメッセージが心に刺さると話題
  8. /nl/articles/2112/10/news026.jpg 意地悪な継母との暮らしもムキムキだから大丈夫! 漫画“全て筋肉で解決するシンデレラ”が起承転結筋肉しかない
  9. /nl/articles/2201/26/news156.jpg 架空のアイドルグループ、不祥事だらけの解散理由が話題に 「運営との面識無く勝手に加入」の強者メンバーも
  10. /nl/articles/2201/27/news129.jpg 「電脳コイル」放送で縦横比のミス、BSフジが謝罪 1話から10話を再度放送へ

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」