ツンデレかわいい“サメ女子”と恋するサメギャルゲー「Shark Dating Simulator XL」が人類には早すぎる

ポロリもあります。困ったことに。

» 2017年08月15日 21時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 恋愛ゲーム界には恋愛対象が恐竜だったり馬だったり、たまに種族を超越した作品が生まれることがあります(関連記事1関連記事2)。8月15日にSteamで発売されたビジュアルノベル「Shark Dating Simulator XL」もその1つで、相手役は正体不明の“サメ女子”。うーん、人魚姫のようなものと思えば、案外アリなのかもしれない。


サメ ヒロインはあとで変身しますが、全編ほぼサメの姿です

 定価98円とリーズナブルなこともあり、さっそく購入してプレイしてみました。主人公はスキューバダイビングスクールの卒業生。なぜか学者の依頼で、近海にいるという「しゃべる魚」を調査することになります。いざ沈没船を探索すると……きた! 少々かわいくデフォルメされたサメきたよーっ!


学者 しゃべる魚がいるとの地元漁師のうわさをもとに調査へ

サメ 沈没船を探ったら、本当にしゃべるサメがいたーっ! 「出て行かないと強く噛むわよ!」とかこえーよ……

 彼女は機嫌が悪いのか空腹なのか、「出て行かないと強く噛むわよ」とケンカ腰。開発者が日本アニメのファンらしく、アスカチックなボイスを織り交ぜつつローマ字で「BAKA」を連呼してきます。しかし紳士的にふるまっていたら、あっさりデレて上機嫌に。好感度アップを示す(らしい)ボールが、何の説明もなく降ってきました。


ボール 降り注ぐボール。あとで重大な意味を持つことが分かる

 調査を重ねてなぜしゃべれるのか聞くと、「女の過去を深く知りたいのならデートに連れてって」と言われ、図らずも約束することに。いざ待ち合わせ場所に着いたら、完全にデレた彼女が「Senpai!」とローマ字表記で慕ってきました。海底のバーで会話を弾ませると、一応伏せておきますが彼女の秘密がだいたい明らかに。


バー タコがマスターのバーで楽しくデート

 バーをあとにして沈没船へ戻ると、彼女は半人半サメの姿に変身。サメベースの人魚なんて想像したこともなかった。浜辺へ上がって見つめ合いとてもいい雰囲気になりますが、ここで彼女が「あなたの紳士的なふるまいで、たくさんボールがたまりました。これを使ってミニゲームで180点以上取ってね(要約)」と突然のメタ発言。このボール、そんな意味があったの?


変身 魔法少女のようなエフェクトで変身!

半人半サメ 一般的な人魚のイメージではなく、サメと人間を全体的に混ぜ合わせたような姿に。サメのまんまのほうがかわいかったかも(錯乱)

ミニゲームへ 「たくさんボール集めてね!」と、唐突にミニゲームへ突入

 困惑しているうちに、パチンコのようなミニゲームがスタート。手持ちのボールを投下してハートマークを消していくと……この先はアダルトな描写もあるので割愛しますが、規定スコアを達成したら2人はなんとなく結ばれました。結局彼女の謎の全ては分かりませんでしたが、マルチエンディング方式なので、プレイを重ねればいずれ明らかになるかもしれません。


ミニゲーム これまで集めたボールを投下して、ハートを消していくミニゲーム。スコアの上昇に伴い、彼女の姿がセクシャルになります

 同作は「早期アクセス」形式でリリースされた、テキストの早送りやバックログといった便利機能はおろか、セーブ機能すらない未完成品。タイトル画面では将来的な「ナース編」「GREEN(植物?)編」「ゴブリン編」の実装がほのめかされており、今後のアップデートが楽しみです。特にゴブリン。


タイトル GREEN編もゴブリン編も気になりますが、ナース編だけ普通なのが不自然すぎるので、もしかしたら「NURSE」は「看護師」以外の意味なのかもしれません

(沓澤真二)


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