懐かしい「ゲームブック」の仕組みを使ったブログ記事が話題に 選択肢をクリックするとリンク先で物語が進行
ゲームブックを知らない世代からは「新しい」「驚いた」といった感想が。
はてなブロガーの坂津佳奈さんが、自身のブログで「生存率4.17%のアドベンチャー」と題した実験的な記事を公開しました。内容は、選択肢をクリックすると別記事にジャンプし、選択に応じた展開が読める仕掛けの物語。まるで80年代に流行した「ゲームブック」のようです。
ゲームブックとは随所に選択肢が設けられた小説のような形式のゲームで、「ファイティング・ファンタジー」や「グレイルクエスト」シリーズなどが有名です。物語は番号を振られた多数の段落から構成。例えばモンスターとの遭遇シーンに「戦う→64へ 逃げる→256へ」といった選択肢が記されており、読者はページをめくって選んだ番号の段落へ飛び、続きを読み進めます。飛んだ先には「逃げ切れなくて殺された。冒険を最初からやり直そう」などと書いてあり、物語の展開を自分の決断で左右できるわけです。
坂津さんの記事は、主人公が何者かに襲われ、謎の部屋で目を覚ます場面からスタート。「手近な樽を調べる」「扉を開ける」といった選択肢をクリックすると別の記事にジャンプし、先の展開が読めます。
飛んだ先でも新たな選択肢を選んで読み進めていき、脱出に成功すればクリア。ただしほとんどの選択肢は理不尽な死につながり、ゲームオーバーとなります。まるでことあるごとに「14へ行け」と言われるグレイルクエストのよう。おそらくタイトルの「生存率4.17%」は選択肢の数から割り出した、初見でのクリア成功率を示すのでしょう。
記事には100以上のはてなブックマークが付き、コメント欄にはゲームブックを懐かしむ声が多く見られました。しかし「新しい」と驚くコメントも多く、読者の世代によって感想が二極化しているのが興味深いところです。
(沓澤真二)
関連記事
- どうしてすぐ斜め上の使い方をするんだ! Twitterのアンケート機能を使って「読者参加型小説」が作られる
こういう発想……好き。 - 「社畜スキル」で「リストラ突入率アップ」修得 ドラクエ11風「サラリーマンスキルパネル」の設定がシビア
どの方面に伸ばしても苦難しかない。 - 選択肢を間違えると青汁の宣伝が始まって死 かまいたちの夜感あふれる青汁サウンドノベル「緑葉館の夜」
なんか青汁を猛烈にプッシュされる→なんか死ぬ。 - かーずSPのインターネット回顧録:「すごい同人ゲームが出た!」 1通のメールから始まった「ひぐらしのなく頃に」狂想曲
あの頃、誰もが雛見沢症候群に感染していた……。「かーずSPのインターネット回顧録」第2回は「ひぐらしのなく頃に」が突然ブレークした2004年夏を振り返ります。 - フォロワー燃えたぁぁぁっ! 架空のSNS上で友達の炎上を食い止めるアプリ“炎上なう”が笑いとスリルの連続
あえて燃やすこともできます。 - ねとらぼレビュー:ついに出ちゃった、声優・原田ひとみさんの「はじめてのノベルゲーム」正規版はやっぱりカオスで、ちょっぴり泣けた
なんかいろいろ卑怯なのでレビューします。 - 何をしても嫌われ罵倒され続ける恋愛シミュレーションゲームが登場 一部のマニアから絶賛の声が上がる
画面を5000回タップしたご褒美は罵倒。 - 「走れメロス」は走っていなかった!? 中学生が「メロスの全力を検証」した結果が見事に徒歩
検証した村田少年「メロスはまったく全力で走っていないことが分かった」。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた