ニュース
» 2017年08月27日 13時00分 公開

ありそうでなかった防災教育 シヤチハタら、世界初の「避難経路を歩きながら災害を疑似体験するスタンプラリー」開発

学校、自治体などの企画で利用する機会があるかも。

[マッハ・キショ松ねとらぼ]

 シヤチハタから、実際に避難経路を歩きながら、災害の疑似体験ができるスタンプラリーセットが発売されます。スタンプを使った防災プログラムはこれまでに無く、世界初の試みとのこと。


シヤチハタらが開発「防災・減災スタンプラリー導入セットA」 スタンプラリーで、災害時の行動をシミュレーション

 シヤチハタ、東北大学の研究所らが開発した「防災・減災スタンプラリー導入セットA」の特徴は、防災教育にスタンプラリーの仕組みを取り入れている点。チェックポイントを小学校の体育館などに設定することで、実際の避難経路を歩けるようになっています。

 各チェックポイントには「全員が津波から安全に素早く逃げるためには、どうすればいいか考えてみよう」など、災害をシミュレーションさせる設問パネルを配置。回答には、「防災タイプ」に応じて3種に色分けされたスタンプを使用します。この「防災タイプ」とは、災害時の行動を「自助(自分で自分の安全を守る)」「共助(周囲と協力する)」などに分類したもの。スタンプラリーが終わったころには、どの色のスタンプが多かったかを見ることで、防災に対する自分の考え方が一目で分かるようになります。


シヤチハタらが開発「防災・減災スタンプラリー導入セットA」 スタンプラリー用の台紙


シヤチハタらが開発「防災・減災スタンプラリー導入セットA」シヤチハタらが開発「防災・減災スタンプラリー導入セットA」 チェックポイントで設問に答えていくと……


シヤチハタらが開発「防災・減災スタンプラリー導入セットA」 台紙に押されたスタンプの色から、自分の「防災タイプ」が分かるように。スタンプラリー後は参加者間でディスカッションを行うことを想定しており、異なる「防災タイプ」の人の考え方を聞く機会も

 開発に関わった研究所関係者らによると、「防災・減災スタンプラリー導入セットA」には、教育心理学や過去の災害からの知見が盛り込まれており、防災について効果的に学べるとのこと。防災教育は知識の詰め込みで終わってしまうことが多いものの、スタンプラリー形式を採用することで災害への理解がより深められるようになっているといいます。

 受付は9月1日から行われ、価格は9万9000円(税別)。学校、自治体などの企画で利用する機会があるかも?

マッハ・キショ松

関連キーワード

スタンプ | 防災 | スタンプラリー | 災害 | 教育 | 安全


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/01/news138.jpg 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  2. /nl/articles/2312/01/news121.jpg “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  3. /nl/articles/2312/01/news115.jpg 「心底惚れて」「毎日うっとり」 宮里藍、新たな愛車を公開→国産車のチョイスに反響「庶民的」「きれいな色」
  4. /nl/articles/2311/30/news047.jpg 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  5. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. /nl/articles/2312/01/news065.jpg 「惨めな人生を送ってる」 パリス・ヒルトン、0歳息子の容姿揶揄をまたもバッサリ “頭が大きい”と受診勧めた人々振り返り「気の毒」
  7. /nl/articles/2312/01/news014.jpg ワンコ大好きなインコに“恋がたき”登場で174万再生! まさかの展開に困惑するワンコに「爆笑w」「ダブルだw」
  8. /nl/articles/2312/01/news019.jpg 寝込んだママが心配でたまらない元保護犬と小学生息子 それぞれが見せるけなげな姿に「泣けてきた」「なんて優しい子!」
  9. /nl/articles/2311/30/news031.jpg シロフクロウが自分とそっくりのぬいぐるみをくわえ…… 自慢げな表情に「本物の赤ちゃんかと」「ヘドウィグが!」と453万再生
  10. /nl/articles/2312/01/news105.jpg 俳優の井川瑠音さんが31歳で逝去 体調不良から復帰ならず、最後の投稿では「忘れられないようまだまだ精進」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」
  3. 愛犬と外出中「飼いきれなくなったのがいて、それと同じ犬なんだ。タダで持ってきなよ」と言われ…… 飼育放棄された超大型犬の保護に「涙止まりません」
  4. ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  5. 永野芽郁、初マイバイクで憧れ続けたハーレーをゲット 「みんな見ろ私を!」とテンション全開で聖地ツーリング
  6. 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  7. 柴犬が先生に抱っこしてほしくて見せた“奥の手”に爆笑&もん絶! キュンキュンするアピールに「あざとすぎて笑っちゃった」
  8. 病名不明で入院の渡邊渚アナ、1カ月ぶりの“生存報告”で「私の26年はいくらになる?」 入院直後の直筆日記は荒い字で「手の力も入らない」
  9. 小泉純一郎元首相、進次郎&滝クリの第2子“孫抱っこ”でデレデレ笑顔 幸せじいじ姿に「顔が優しすぎ」「お孫さんにメロメロ」
  10. デヴィ夫人、16歳愛孫・キランさんが仏社交界デビュー 母抜かした凛々しい高身長姿に「大人っぽくなりました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」