愛のダンスを踊っているみたい。
ロシア・ノバヤゼムリャ列島沖の北極海で、交尾をしながら泳ぐクリオネの貴重な姿が、海洋生物学者アレクサンドル・セミョーノフ氏によって撮影されました。
海の中を優雅に泳ぐ1匹のクリオネに、もう1匹の少し小さなクリオネがぴたりと身を寄せ、体をくっつけたまま泳ぎ続けます。

アイススケートのペアダンスのように、息を合わせて同じ動きをしている2匹のクリオネ。しかし踊っているのではなく、実は泳ぎながら交尾をしているのです。
新江ノ島水族館によると、クリオネは2匹がおなかとおなかをくっつけるようにして泳ぎながら交尾し、長いときは4時間ほどかかることもあるとのこと。クリオネは雌雄同体なのですが、雌役になった方が卵を生みます。

海の天使と呼ばれるクリオネ。半透明の体と羽がゆらゆらひらひらと動いて、何とも言えない幻想的な空間を作り出しています。動画を撮影したセミョーノフ氏も、クリオネの優雅な動きを「素晴らしいスイマーだ、見ているととても楽しい」と評しています。

クリオネの交尾姿は、まるで愛のダンスを踊っているようですね。