日本人気づかいしすぎ Twitterでよく見る「FF外から失礼します」の意味とはねっと用語知ったかぶり

ここで言うFFはファイナルファンタジーの略称ではないんです。

» 2017年09月17日 17時30分 公開
[ねとらぼ]

 たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は「FF外から失礼します」をご紹介します。


FF外から失礼します FF外から失礼します


【FF外から失礼します(えふえふ-がい-から-しつれい-します)】

 「FF外から失礼します」とは、Twitter上で面識がない人に対して返信する際に使われる言葉です。「FF」とはフォロー・フォロワーの略称で、「FF外」とはその人をフォローしておらず、その人からもフォローされていないという意味で使われています。少し前、海外メディアに「丁寧なネットスラングである」と取り上げられたことでも話題になりました(関連記事

 「FF外から失礼します」がいつ生まれたかについては、Togetter編集部が「初めてFF外から失礼したのは誰!?」という記事でまとめており、それによると2009年には「フォロー外から失礼します」というツイートが存在していたとのこと。日本でのTwitterのサービスインが2008年ですから、わりと初期の時点で既に使われていたことが分かります。これがだんだん縮められていって「FF外から失礼します」となったようですね。


FF外から失礼します まとめ

 FF外から失礼しますという言葉の使用例を見ると、例えば他人の家や面接会場に入る際に「失礼します」と言って入ったり、誰かが発言している最中に横から「恐れ入りますが……」と言ったりすることと同じような感覚で使われているようです。つまり「よそ者がその人の陣地の中に入る際、礼儀としてこの言葉を言えば失礼にはあたらない」「断りを入れることで失礼だという印象を与えないようにする」という考えが発展して使われているのかもしれません。


画像 FF外のイメージ

 ただ、本来Twitterは、フォローしているしていないに関わらず自由に発言できるもの。基本的には全世界に発信されているSNSです。もともとオープンな環境なのになぜ「恐れ入りますが」的な断りを入れて発言するのか分からない、別にそんな言葉を言わなくても気軽に発言すればいいのに、という意見も多く見られます。日本人の”礼儀正しさ”が過剰ともいえる断りの言葉を生んだと考えると、非常に面白い傾向だなあと思います。



使用例

例1:FF外から失礼します。その話ですが、おそらく○○ではないかと思います。

例2:「FF外から失礼します。笑いました。FF外から失礼しました」「お前それ『FF外から失礼します』って言いたいだけだろ」


関連キーワード

ネット用語


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた