ファッション通販サイトに導入された「急ぎません。便」が話題に 「望んでいたサービス」「アマゾンにも導入してほしい」
さまざまな声が上がっています。
靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンドが9月から導入した配送サービスプラン「急ぎません。便」がTwitterなどで話題になっています。
同サイトの配送サービスで、即日発送&最短で翌日午前中に届く「お急ぎ便」に対し、1日〜3日後発送となる「急ぎません。便」。これに、通販サイトなどで広がる即日配送の流れを“過剰なサービス”として配送業者の労働環境を心配していた層から、「以前から『あればいいのに』と思っていたサービスが実装された」と喜ぶ声が上がっています。
また一方で疑問視する声もあり、「通常配送をそう呼んでるようにみえる」「時間指定ないから結局再配達増えるだけな気がする」といった声も。
同サービスは8月末にいくつかの配送サービスプランの導入とともに発表されたもの。「翌日お届け便(お急ぎ便)」から100円割引した「急ぎません。」割引として実装されました。これにより290円の「急ぎません。便」が登場し、同様に「日時指定」割引の導入で「日時指定便」も290円に値下げされました。
また同サイト標準の「お急ぎ便」も同じタイミングで486円から390円へ引き下げられ、サイズが小さい商品は「ポスト投函便」(190円)で届けられるように。
なおこの発表で一番の目玉は、再配達を少なくすることを狙った「エクスプレス便」(490円)の実装で、早朝・夜間EC宅配会社Magical Moveと協業し、日中は家にいないというユーザーのために「21時〜24時の夜間便」と「6時〜9時の早朝便」を開始。またその間のお届け時間帯を1時間単位で選択でき、出荷後には注文商品が搭載されているトラックの位置をリアルタイムで表示するといったサービスも行っています。
現在のところ同便の対象エリアは東京都内7区 (港、中央、江東、千代田、品川、渋谷、新宿)のみですが、順次拡大中としています。
同社は発表で「再配達の増加、およびそれに関連するサービス対価の適正化は、通販サイトと配送会社が一体となって取り組む重要な社会問題であると考えています」とし、今後もさまざまな課題に取り組んでいくとコメントしています。
※価格はすべて税込
(宮原れい)
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