ニュース
» 2017年09月28日 17時25分 公開

新種の巨大ネズミ「ウロミス・ヴィカ」、ソロモン諸島で発見 「ココナッツを割るネズミ」の伝承を追った成果

地元で「ヴィカ」と呼ばれるネズミと一致したことから命名されました。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 ソロモン諸島のバングヌ島で新種のネズミが発見されたことを、アメリカのフィールド自然史博物館が発表しました


イメージ フィールド自然史博物館が公開した新種のイメージ画

 発見した動物学者・Tyrone Lavery氏は、2010年にソロモン諸島を訪れた際に「ココナッツを噛んで割る、オポッサム※ほどに大きいネズミ」のうわさを聞いて以来、調査を続けてきました。そしてバングヌ島の住民に初めて会ったとき、「ヴィカ」と呼ばれる樹上に住むネズミの存在を聞かされたといいます。

※オポッサム(フクロウネズミ)は体重1〜5キロ以上にもなる

イメージ Googleより

 樹上で暮らす動物の捜索は困難なものでしたが、島で森林伐採が進行中だったことが発見につながりました。切り倒された木から、1匹のネズミが発見されたのです。Lavery氏はすぐに標本を調査し、頭蓋骨がソロモン諸島で確認されている8種のネズミのいずれとも異なることを確認。DNAの比較からも、新種であることが判明しました。


頭蓋骨 新種認定の決め手となった頭蓋骨

 鼻先から尻尾の先端までの長さは約46センチ、体重は最大で1キロと推定。日本での一般的なネズミは200グラム前後なので、巨大ネズミと言って差し支えないでしょう。地元民との話し合いから、新種がヴィカと一致することも確認され、地元での呼称に敬意を表し「ウロミス・ヴィカ(Uromys vika)」と名付けられました。なお、彼らによって割られたココナッツはまだ観測されていません。

 発見されたばかりの新種ですが、森林伐採の脅威から既に絶滅が懸念されています。ヴィカは地元で歌にもなっており、保護することは文化的な意味でも重要だとLavery氏は唱えています。


水彩 水彩画によるウロミス・ヴィカのイメージ


(沓澤真二)


関連キーワード

博物館 | 動物


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2104/15/news069.jpg いったい何があったんだ 「ガンバレルーヤ」よしこ、チーママ時代の姿が食い違いすぎて「ほんとに誰?」なレベル
  2. /nl/articles/1908/27/news096.jpg 化粧でだいぶ変わるな! 「ガンバレルーヤ」よしこ、ドラマ出演で普段と180度違う姿を披露
  3. /nl/articles/1801/19/news114.jpg 奇跡起きたな! 女お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」、“詐欺写真”で別人に生まれ変わる
  4. /nl/articles/2104/05/news024.jpg 初コメダで「量すごいらしいからエビカツパンとビーフシチュー」 → 案の定大変なことになってしまった漫画が様式美
  5. /nl/articles/2104/15/news090.jpg 「似合っててカッコいい」 ゆりやん、金髪へのイメチェンでクールなキメ顔 38キロ減の快挙には「全然まだ太い」と本音も
  6. /nl/articles/2104/14/news014.jpg 飼い主がゲーム中の猫ちゃんの表情→ゲームをやめ名前を呼ぶと…… 猫の表情ビフォーアフターが面白い
  7. /nl/articles/2101/07/news089.jpg 高岡早紀、高身長な長男&次男とのレアな“家族3ショット” にじみ出るイケメン感に「息子さん達カッコイイなぁ〜」
  8. /nl/articles/2104/09/news143.jpg 森の中で“ある場所”を指し示すカーナビ、恐怖体験かと思いきや…… 涙の展開が待ち受ける怪談漫画
  9. /nl/articles/1904/02/news128.jpg もはや別人じゃん! ガリガリガリクソン、47キロ減で劇的ビフォーアフター「俺は平成の終わりにデブを捨てた」
  10. /nl/articles/2104/14/news010.jpg いつもは出迎える愛犬がハウスに立てこもり→その理由は…… 申し訳なさそうな表情と部屋の惨状がほほえましい