常に上から目線の京都、コワモテの大阪……独断と偏見で描かれた近畿7府県の擬人化漫画に共感集まる
和歌山のみかんがうまいことだけは断定していい。
「上から目線で来る京都」や「いかつい大阪」といった独断と偏見で、近畿地方7府県を擬人化した漫画がTwitterで話題です。
自分は別格の存在だとさらりと言ってのける京都に、対抗心を燃やす大阪と、それを紳士的になだめる兵庫。滋賀は「琵琶湖の水を使ってるくせに」といった県民あるあるや、延暦寺が京都のもの扱いされている件を持ち出して、京都に食ってかかります。
和歌山に話を振ると、マイペースに「みかんうまい」と言うだけで、争いには関心がない様子。一方奈良は仏像のような笑顔をたたえていますが、リニア新幹線のルート論争を思い出し京都にブチ切れています。
こうしたやり取りを見ても京都はひょうひょうと構え、「自慢の琵琶湖ほどの器はない」と滋賀をチクリ。滋賀は泣き出してしまい、見るに見かねた兵庫は、先ほどは制止していた大阪を京都にけしかけるのでした。
作者はその後、兵庫をクローズアップした第2弾や、これまで姿を見せなかった三重が登場する第3弾を投稿。兵庫がエセ紳士呼ばわりされて静かに怒ったり、「関西の妙な争いに巻き込むな」と嫌がる三重が「都合のいいときだけ中部地方ぶるな」とツッコまれたり……なんだか作者が各方面から怒られそうで心配です。
しかしツイートには共感するリプライが多く、各府県民の「あるある」トークが盛り上がっています。漫画はあながち誇張されすぎているわけでないのかも。ちなみに作者のじゅんた君(@rkrn08)さんは滋賀県民で、漫画には地元への複雑な思いが込められているようです。京都が悪そうに描かれているのは嫉妬もあってのことなのだとか。
画像提供:じゅんた君(@rkrn08)さん
(沓澤真二)
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