演者と紙のシンクロぶりがまた素晴らしい。
米国のロックバンド、OK Goの曲「Obsession」のPVに、斬新かつ壮大アイデアが盛り込まれています。背景に567台ものプリンタを積み上げ、曲の進行に合わせて紙を排出する演出。多彩な排紙の描く流麗なアニメーションにハッとさせられます。


最初は白紙がシンプルなパターンを描き、やがて色紙によるカラフルな模様へ。そしてメンバーの写真が現れ、本人たちのポーズに追随して動きます。さらには描かれた物体の動きに合わせてメンバーがそれを放り投げるように動くなど、紙と人のシンクロ具合が素晴らしい。






曲が終わりに近づくと、かき集められた排紙が束となって模様を描き最後の演出……とおもいきや、曲が再開。プリンタから風景写真が排出され、宙づりになったメンバーが大空を飛んでいるかのような光景を描く、鮮やかなエンディングを迎えます。




PVは同バンドと製紙会社・Double Aのコラボレーション企画によるもの。紙詰まりせずに狂いなく排出できる、同社製品の滑らかさをアピールしています。プリンタの制御や振り付けとのシンクロが難しく、完成には2年を要したとのこと。なお、用いられた用紙は全てリサイクルされるそうです。
(沓澤真二)