ニュース
» 2017年11月29日 12時50分 公開

Amazonプライムビデオ「77部署合体ロボダイキギョー」がおかしい 巨大ロボの運用を通して人付き合いの秘訣を伝授

ベストセラービジネス書『伝え方が9割』が、「石田三成CM」作者の手で特撮ロボットものに翻案されました。どういうことだよ。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 ベストセラービジネス書『伝え方が9割』が、特撮ドラマ「77部署合体ロボ ダイキギョー ドラマ・伝え方が9割」(全10話)として映像化。Amazonプライムビデオでの独占配信が始まりました。巨大ロボットのコックピットで繰り広げられるドラマから、コミュニケーションの要諦が学べます。ためになるけどいろいろおかしい。


イメージ

 舞台は77体合体ロボ「ダイキギョー」で地球外生命体に立ち向かう企業(ロボットと同名)、主人公は入社7年目の城戸泉司(勝地涼)。ロボットアニメのヒーローに憧れて営業職から「ロボット業務局」へ転属し、ダイキギョーの“左ひざ担当パイロット”を務める中間管理職です。

 左もも担当の上司から初出動の指示を受け、意気込んで「ラジャー」と応える城戸ですが、「サラリーマンが『ラジャー』はないだろう」と怒られてしまいます。違和感を覚えながらも、部下である左すね・左ふくらはぎ・左足甲・左足裏・親指・人差し指・中指・薬指・小指担当に「お前たち、出動せよ!」とヒーローらしく指示します。

 しかし、それを高圧的な物言いととらえた部下たちが反発したために出動は中止となり、城戸は反省会で非難されることに。「上司とはいえ『せよ』なんて命令口調、一緒にやる仕事なのにおかしい」「とにかくうるさかった。通信機通しているんだから叫ばなくても聞こえるよ」と、ヒーローノリを全否定されてしまいます。

 ロボットで地球外生命体と戦っているというのに、「ウチは“ごく普通の企業”なんだから(ビジネスマナーに従ってほしい)」とたしなめられ、城戸は釈然としない様子。そこに上司から社内マニュアルを見てほしいとのメールが届きます。リンクを開くと、『伝え方が9割マニュアル』システムが起動。「自分の頭の中をそのままコトバにしない」「相手の頭の中を想像する」「相手のメリットと一致するお願いをつくる」など、コミュニケーションの秘訣が教授されます。やっと原作とリンクしたな。

 学習した城戸は部下に謝罪し、皆が気持ちよく出動できるよう言葉を選んで指示を出すのでした……と、第1話の大筋だけを紹介してきましたが、映像もとにかく味のある絵面のオンパレード。レトロなロボットアニメが劇中劇として流れたり、社内マニュアルにMS Officeのイルカ的な役割のロボット「ヤッパー君」が登場したり、パロディネタがてんこ盛りです。このノリ、どこかで見たことあるぞ……と思ったら、監督が滋賀県のPR企画「石田三成CM」(関連記事)を手がけた藤井亮さんで、納得するほかない。

藤井亮さんの「石田三成CM」

 番組説明にも「※本作品には一部暴力的な戦闘シーンを含めようとしましたが、予算の都合で入っておりません」とあるように、低予算ゆえのチープさがかえって面白さを醸し出しているこのドラマ。藤井監督も「コックピットひとつ作ったら予算が尽きることが判明」「全キャストとスタッフの努力と工夫と試行錯誤とヤケクソ感で無事に日の目を見ることができてホッとしています」などと語っています。正直すぎるっ!


リスト パロディネタは各話のあらすじにも徹底されています。「ダイキギョー。それはふれあいの心。幸せの青い雲。」て……


(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  2. 「モンストのせいで彼氏と別れました」→ 運営からの回答が“神対応”と反響 思いやりに満ちた言葉に「強く生きようと思う」と前向きに
  3. 「この抜き型、何ですか……?」 家で見つけた“謎のディズニーグッズ”にさまざまな推察、そして意外な正体が判明
  4. 人間に助けを求めてきた母犬、外を探すと…… びしょ濡れになったうまれたての子犬たちを保護
  5. 幼なじみと5年ぶりに再会したら…… 陸上選手から人間ではない何かに変わっていく姿を見てしまう漫画が切ない
  6. ブルボンの“公式擬人化”ついにラスト「ホワイトロリータ」公開 イメージ通り過ぎて満点のデザイン
  7. 「幸せな風景すぎて涙出ました」 じいちゃんの台車に乗って散歩するワンコのほのぼのとした関係に癒やされる
  8. 「遺伝ってすごい」「足長っ!」 仲村トオルの“美人娘”ミオがデビュー、両親譲りのスタイルに驚きの声
  9. 猫「飼い主、大丈夫か……?」 毎日の“お風呂の見守り”を欠かさない3匹の猫ちゃんたちがかわいい
  10. 天才科学者2人が最強最高のロボを作成するが…… 高性能過ぎて2人の秘密がバラされちゃう漫画に頬が緩む

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 痩せたらこんなに変わるのか 丸山桂里奈、現役時代の姿が別人過ぎて「誰かわからん」の声殺到
  3. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  4. セーラーサターンの変身シーン、四半世紀を経てアニメ初公開にネット湧く 「ついに公式が」「感謝しかない」
  5. 「髪型体型全て違う」 丸山桂里奈、引退直後のセルフ写真にツッコミ 4年前のスレンダーな姿に「今も輝いててかわいい」の声も
  6. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  7. 「マジで助けてくれ」 試験中止で教授に“リスのさんすうノート”を提出することになった大学生に爆笑
  8. 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題
  9. 「化粧! 今すぐ落としてこい!」 男性教師に怒鳴られる生徒をかばう女性教師を描いた漫画に納得と感謝の声
  10. 畠山愛理、いま着たらピチピチなレオタードを公開 「とんでもなく可愛い」「見惚れてしまいました」と反響