『小悪魔ageha』分裂騒動で『ageha』側が声明発表 ライセンス契約更新できず「誌名を変えて続けていくことを決定」

『小悪魔ageha』の権利元から出版停止の申し入れを受けていました。

» 2017年11月29日 17時30分 公開
[池谷勇人ねとらぼ]

 雑誌『小悪魔ageha』を巡る分裂騒動で、雑誌『ageha』を出版するダナリーデラックスは11月28日、サイトで誌名変更の経緯や『小悪魔ageha』との関係について声明文を発表しました


小悪魔ageha分裂騒動 雑誌「ageha」「小悪魔ageha」騒動について(ダナリーグループ公式サイト

 『小悪魔ageha』の出版権を巡っては、現在のライセンス管理会社P-POPが、ダナリーに対し『ageha』の出版差し止めを申し入れるなど権利紛争に発展しています。12月にはVENUSから『小悪魔ageha』が“再復刊”されることもあり(こちらはP-POPからライセンスを受けた正式なもの)、読者からは「どっちが本当の『小悪魔ageha』なの?」と混乱する声もあがっていました(関連記事)。



 声明によれば、ダナリーはこれまで、P-POPと3年間のライセンス使用許諾契約を結び、2015年から2017年にかけ『小悪魔ageha』を復刊・発行。しかし「今後の方向性や、ライセンスを別の会社に売却するなどの理由」により、P-POP側から契約更新を拒絶されてしまったといいます。そこでモデルたちに経緯を説明し、相談した結果、今後は「雑誌のタイトルを変更し発売を続けていく」ことを決定。『ageha』という誌名を決めたのは専属モデルたちで、「参加できなかった1人を除きみんなで決めて始まった」としています(なお、P-POP側の説明によれば、契約を更新しなかった理由は「ダナリー側に数々の不信行為があったため」)。


小悪魔ageha分裂騒動小悪魔ageha分裂騒動 ダナリーが2015年に復刊した『小悪魔ageha Vol.1』と、休刊号となった『小悪魔ageha 2017年10月号』(Amazon.co.jpより)

 また『小悪魔ageha』と『ageha』の関係については、当初誌面では「『小悪魔ageha』は今月号を最後に誌名を『ageha』に変え、新しく生まれ変わります」などと告知していましたが、声明では「同じ雑誌ではありませんし関係はございません」と関係性を否定。ダナリーの『小悪魔ageha』は2017年9月で休刊しており、現在発行されている『ageha』はまったく別の雑誌であることを強調しました。一連の騒動に対しては「心無い言葉、責任感のない行動、事実と違う言葉で、混乱を招くやり方は、雑誌社、編集者として大変遺憾」ともコメントしています。


小悪魔ageha分裂騒動 その後創刊された『ageha』第1号(Amazon.co.jpより

小悪魔ageha分裂騒動 「関係はございません」としつつも、休刊にあたり「『小悪魔ageha』は今月号を最後に誌名を『ageha』に変え、新しく生まれ変わります」と説明していたことも混乱を招く一因となっていました(小悪魔ageha 2017年10月号より)

 声明文では読者やモデルに対し、「混乱させ、振り回してしまったことは事実ですので、本当に申し訳ないと思っております」「読者の皆様に混乱を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。また新たに復刊される『小悪魔ageha』に対しては、「約2年6ヶ月、皆様へお届けしてきた雑誌とは編集部が違うため、内容も違うものになるかもしれませんが、新小悪魔ageha編集部が愛情をもって引き継いでいってくれると思います」とエールを送りました。

 『小悪魔ageha』は2006年にインフォレストが創刊。最盛期には40万部を発行し「ギャルのバイブル」として一時代を築きましたが、2014年にインフォレストの倒産に伴い休刊。その後P-POPがライセンスを引き継ぎ、2015年にはダナリーから復刊。さらに2017年12月14日にはVENUSから“再復刊”されることも発表され、読者の間に混乱が広がっていました。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」