年内閉園のスペースワールド、地球から417光年離れた星の命名権を獲得 「閉園ではなく“移転”」
忘れないよ、スペースワールドのこと。
12月31日で閉館する福岡の総合レジャーパーク「スペースワールド」が、地球から417光年離れた星の命名権を獲得。「SPACE WORLD」と名付けたことが明らかになりました。合わせて、地元出身の歌手・中ノ森文子さんを起用した最後のPV「さよなら遊園地」も公開されています。
「SPACE WORLD」と名付けられたのは、おうし座の南(赤経 03h30m24.47s 赤緯+11°20′11.2”)にある5等星「GSC653:1366」。
同園は「不器用で、ちっぽけで、でも、みなさまの声に支えながら一生懸命がんばった遊園地を、どうかずっと、忘れないでください。いつかまた、あの星で会いましょう」とお別れのコメントを寄せています。こんなの泣いちゃうでしょ……。
この粋なはからいを受けて、ネット上では心動かされる人が続出。加えて、11月に公開されたポスターに「またいつか、別の星で、会いましょう」と書かれていたことが今になって伏線だったことが分かり、「あのポスターはそういうことだったのか!」と話題に。最後まで楽しませようとする精神に「最高のフィナーレ」「スペースワールドさんの仕掛けには胸を躍らせられたなぁ。最後だけ真面目でずるいよ」といった称賛の声が集まっています。
オープンから27年間親しまれてきたスペースワールドですが、閉園が決まってからは開き直った広告を連発。「(どうせなくなるので)プールの水の持ち帰りを許可する」企画や、「私たちと閉園を体験してみませんか?」とアルバイトの募集をかけるなど、この1年は話題に事欠きませんでした。閉園してしまうのはやっぱり寂しいですが、これからは星の光を見るだけで、ずっとスペースワールドと一緒です。
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閉園を惜しむ雰囲気を吹き飛ばすほどのテンションアップ。
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