人工知能がダンサーをピアニストに! モーションでピアノを演奏するコンサートの動画公開

どんどんAIが進歩していく……。

» 2017年12月30日 22時00分 公開
[大里ミチルねとらぼ]

 ヤマハは、人工知能を使った“ダンスによるピアノ演奏”の実現に成功したと発表しました。同社が研究開発を進めているシステムによって、ダンサーの動きに合わせ人工知能(AI)がピアノでメロディーを奏でるというもの。東京藝術大学奏楽堂でその技術を応用したコンサート「舞・飛天遊(まい・ひてんゆう)」を開催し、その一部と舞台裏に迫ったドキュメント映像を公開しています。

 このシステムは、人工知能を活用することで人の動きをリアルタイムに音楽表現に変換するというもの。ダンサーに装着した伸縮、筋電位、加速度、ジャイロの4種類のセンサーをもとに動きを解析し、関連付けられたデータを同社の自動演奏機能付きピアノ「Disklavier(ディスクラビア)」に送信することで演奏。ダンサーには世界的に有名な森山開次さんを起用しています。


ダンス コンサートの様子

ダンス ダンスはこのような形で演奏データに変換されます

 披露された曲目は、同大学副学長が作曲した「飛天遊」という楽曲を再構成したものが使われています。「舞・飛天遊」と名付けられたこの楽曲では、演奏家集団のベルリンフィル・シャルーンアンサンブルも共演に加わることで「森山氏のダンスを余すことなく音楽表現することに挑戦した」とのこと。


ダンスダンス キレのある、激しいダンスが繰り広げられます

ダンスダンス スタッフたちも真剣そのもの

 コンサートに関しヤマハは「ヤマハにとっての人工知能は“人間と楽器の架け橋”となるような存在ではないかと考えている、さらに自由にダイレクトに表現を楽器に伝えることができるよう引き続き開発を続けていく」とコメント。また、ダンサーを務めた森山さんは「人工知能が自分のダンスを音楽に変えるというプロセスを通じて、“想いや行動を察知する”という人間の能力の凄さに改めで気付かされました」と話しています。


ダンス ダンサー・森山開次さんの背姿

ダンス 使用された自動演奏機能付きピアノ“Disklavier(ディスクラビア)”

(大里ミチル)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」