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» 2018年01月16日 17時01分 公開

JR東日本高崎エリアの115系電車、2018年3月に引退 消費促す「ありがとう115系企画」も続々

高崎エリアで約50年間愛された115系。別途、しなの鉄道も「115系臨時記念列車」を運行。

[岩城俊介ねとらぼ]

 東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎支社は1月15日、高崎支社管内にある「115系電車」の定期運行を2018年3月で終了すると発表しました。

photo (参考)湘南色と呼ばれる緑とオレンジの115系電車

 115系は、国鉄時代に設計、製造された近郊型電車で、東海道線や横須賀線で運用された平坦路線向けの113系に対し、山岳路線に対応したブレーキなどを装備した車両です。高崎支社管内では1964年に運用をはじめ、両毛線、上越線、吾妻線などの身近な普通列車で使用。緑とオレンジの車体色から、「かぼちゃ電車」「みかん電車」の愛称とともに、約54年の長きにわたって活躍してきました。

 JR東日本高崎支社では「ありがとう115系」を示す記念企画として、1月15日から3月中旬まで、高崎支社管内の115系電車の側面に「ありがとう115系シール」を付けて運行します。

photo 高崎支社管内の車両に「ありがとう115系シール」を付けて運行

 専用ヘッドマークを付けた団体専用列車による特別旅行商品も用意します。

 開催は3月21日。高崎〜横川間を往復する午前の「信越本線コース」と、高崎〜水上間を往復する午後の「上越線コース」を設け、金属製記念プレート、トートバック、オリジナルお弁当箱(お弁当付き)などの115系オリジナルグッズがもらえます。横川駅と水上駅では115系の撮影会も。「方向幕を回しながら」のカットを撮影できます。

 料金はそれぞれ大人1万1500円(税込、以下同)、こども1万150円。応募方法は1月下旬に同社のWebサイトで告知されます。募集人数は各コース192人です。

photo 専用のヘッドマークを付けた列車に乗れる特別旅行商品を用意
photo 旅行商品の発着予定時間と主な内容
photo 参加者特典の金属製記念プレート
photo 車体の側面をモチーフにしたオリジナルお弁当箱。「クモハ 115-1017」文字入り、これほしい

 このほか、115系電車が走る各路線と車体の湘南色にゆかりのある駅を巡る「Thank you GUNMA 115 系湘南色スタンプラリー」(2月1日から3月31日)や、優秀者の作品を高崎駅へ掲示する「115系のイラスト募集」(1月下旬に募集要項を発表)なども開催。高崎駅のE'site高崎で、115系をモチーフにした期間限定商品「115系生ロールケーキ」(3月中旬まで)も販売します。

 なお115系電車は、他の鉄道会社や路線においても車体の老朽化を理由に姿を消しつつあります。

 同じく115系電車を運用しているしなの鉄道では、115系電車に敬意を表し「しなの鉄道で、115系の車体色を全て集め、動く博物館を完成したい!」とするクラウドファンディングを実施(関連記事)。2017年12月までに目標額を大きく上回る396万3544円の支援額を集めました。このプロジェクトをもとに、115系臨時記念列車の運行日が「3月4日」に決まりました。

photo 115系を記念したクラウドファンディング企画で約400万円の賛同を得たしなの鉄道

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