「モバマス」が僕らに与えてくれたもの 〜かーずSPのソシャゲ狂想曲〜:かーずSPのインターネット回顧録(3/3 ページ)
モバマスが僕にくれたもの……この思い出、プライスレス!
この15万騒動……Twitterに書いてないだけで、本当は18万円ぶち込んでいたことを告白します。これがきっかけで、新宿ロフトプラスワンのソシャゲイベント「ねとぽよpresents 朝まで生ソシャゲ 〜ドリランド・アイマスシンデレラガールズ・ソシャゲの未来」にゲスト出演したのは楽しかったです。モバマス仲間の集まりでは、みんなでビールを飲みながらガチャを回して一喜一憂して盛り上がったり、コミケのオフ会で有名な殴られ屋(※)の「仁奈道場」の方にお会いして感激したり。
このように「モバマス」には独自のコミュニティーが築かれていて、お金じゃ得られない面白い体験がたくさんできました。ユーザー同士がイベントを通じて共通体験を得られやすく、人と人がつながりやすいゲームシステムが土壌にあるからでしょう。
やりこみプレイを見ると覚める病
僕のモバマスへの課金熱は、唐突に冷めます。知り合いが「かーずさん話題になってましたよねー。でも僕、220万課金してます」と見せてくれたスマホの画面には、幻の[聖夜の使者]イヴ・サンタクロースが。廃課金プレイを目の当たりにして、自分の課金した先に何があるか、見て満足しちゃったんですね。ちなみにその方、会うごとに400万、600万と額が増えていて、怖くなってそれ以上聞くのはやめました。
私にはよくあることなんですが、やりこみユーザーのLv99、スキルマックスのデータを見た瞬間、ゴールが見えてモチベーションが下がる現象。そのため途中からは課金せずに、キャラを愛でてイベントを楽しむ方向へシフトしていきました。
「モバマス」18万円から学んだ、悟りの境地
その後も「神撃のバハムート」や「戦国武将姫MURAMASA」などいろんなソシャゲを遊んでいきます。「神撃のバハムート」ではリアル友人たちと同じ騎士団に入団。「聖戦」時に喫茶店に集まって、「せーの!」って掛け声で「レイジオブバハムート」や「ファンラクス」を重ねて勝利した時は楽しかったですねぇ。これまたソシャゲが紡いだ、リアルの楽しい思い出です。
その後ソシャゲは、ポチポチのカードゲームからスマートフォンへプラットホームが移っていきます。普通のコンシューマーゲームと同等のクオリティーのソシャゲが花開き、「テラバトル」「ゆるドラシル」など次々にプレイ。その時の課金額は1カ月でゲーム1本、つまり6000円〜9000円くらいが妥当だと考えて、それ以上は突っ込みませんでした。「モバマス」の経験が生きてますね!
去年(2017年)は「ファイアーエムブレムヒーローズ」や「Fate/Grand Order」を無課金縛りでプレイしていたんですが、「FGO」は正月の★5確定福袋ガチャでついに初課金! ルーラーかアヴェンジャーが欲しかったのに、出てきたのは剣クラスのセイバー。すでに剣キャラはあふれるほど★4と★5がいるのに!
でもセイバーも育てているうちに、最初に遊んだ「Fate/stay night」を思い出したりして愛着が湧いてきます。宝具を使う時の「エクスカリバー!」って叫ぶ川澄綾子さんの声が実に心地よい。
出ないガチャに執着するのではなく、迎え入れたキャラを愛でる。これがソシャゲに向き合う最適解。
「モバマス」18万円という重課金から、無課金プレイまでいろいろと経験してきて、行き着いた悟りの境地がここです。皆さんもナイスなソシャゲライフを、適度な距離感で楽しみましょう!
(かーず)
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