赤ちゃんになった吸血鬼をしもべの狼(♀)が子守りする漫画 バブみとオギャリティの極みで合掌せざるえない

しもべの狼が母性たっぷりの女の子に変身して、赤ちゃんになった自分に血を吸わせてくれる。オギャらずにいられない。

» 2018年02月12日 20時00分 公開
[黒木 貴啓ねとらぼ]

 何百年も生きた吸血鬼が赤ちゃんになってしまい、しもべの狼が人間の娘に変身しながら世話する――という異色の創作漫画「子守り狼と赤ちゃんあるじ」が、すさまじい“バブみ”によって「尊い」「ステキ設定すぎる」と人気を集めています。作者は、『月刊少年ガンガン』でエジプシャン・ファンタジー『Im〜イム〜』を連載中の漫画家・森下真さん(@sinsimo)です。

子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる 「子守り狼と赤ちゃんあるじ」第1話(画像提供:@sinsimoさん)

子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる

 その美貌により生き血に困らぬ生活を送っていた主は、ただの食事(吸血)にすっかり飽き飽き。ある日「オギャってみたい」(※)と言い出します。しもべの狼には「馬鹿じゃないのか」と目で語られますが、主はムキになって若返りの薬を完成。早くオギャりたいばかりに大人に戻る薬を作らず飲んで、戻る方法のないまま赤ちゃんになってしまいました。馬鹿あるじ……。

※オギャる:幼児に立ち返って思う存分に甘えたいという心情を表した言葉。一方、対象の強い母性のことは「バブみ」と表現する。(使用例)バブみを感じてオギャる。
子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる

子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる

 泣き喚いていると、うろたえていた狼が突然かわいい人間の娘に変身。狼が変身できることもメスだったことも知らなかった主は、驚きながら本能的に狼の首筋をガプリと吸血します。

 狼はしばらくすると「痛い!! やめ!! 死ぬわバカあるじ!!」と抵抗。「マジで実行するなんて…お尻噛み千切ってでも止めればよかった!」と愚痴りながら、戻る方法が見つかるまでは「不味かろうが私の血で我慢してもらいますよ」「そこ動いたらめっ!ですからねバカ!」と母性を炸裂(さくれつ)させます。まさかのオギャり環境に「なんだコレ 戻れなくていい」とときめく主。

子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる 第3話

子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる

子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる

子守り狼と赤ちゃんあるじ 森下真 狼 吸血鬼 バブみ オギャる この狼は俺をはらんでいる……

 その後も狼は、主の頭脳は大人のままだとは知らずに子守りを続けます。主が気分を損ねて血を飲んでくれないと、ぎゅっと抱きかかえて、「ごめんねあるじ お腹すいてなかったのかな?」「ゆるしてね」と、鼻でおでこをつんと小突いて“狼キッス”。バブみの天元突破に、主も心で「許すーー!!!」と叫びながら、はふはふ悶絶してしまいます。うらやましい……。

 ファンタジー作品でよくみる「吸血鬼としもべの狼」という組み合わせから、ここまで個性的なキャラ萌え、関係性萌えを生み出す作者のセンスは脱帽もの。漫画は現在4話まで更新中で、現時点で累計5万7000回以上リツイートされるなど大人気に。「メッっっっっちゃ好きです」「吸血鬼が馬鹿可愛いし狼も可愛いし最高です!」「生きてきて初めてこんなに尊いと思いました」「書籍化してほしい」と拝むユーザーが続出しています。

 主のお馬鹿っぷりに笑えたり、狼の母性に癒やされたり、2人の絆や成長にときめいたりと、1話4ページの中に楽しい要素がぎっしり詰まった創作漫画。月刊漫画誌での連載を抱えながらで大変でしょうが、続きや単行本化が気になるところです。森下真さんは同作をpixvでも公開中で、こちらではキャラの設定も見られます。

画像提供:森下真さん(@sinsimo


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/05/news178.jpg イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. /nl/articles/2412/06/news118.jpg スタバ、紙ストローからバイオマス素材のプラストローへ 「時間が経過しても変わらない飲用体験」
  3. /nl/articles/2412/06/news035.jpg 「えぐいもん見つけた」 ハードオフに7万9200円で売っていた“驚きの商品”に仰天 「こんな値段なってるの!?」
  4. /nl/articles/2412/06/news136.jpg 永山瑛太、妻・木村カエラ以外との“親密手つなぎショット”にファンびっくり 「奥様かと思いきや」「手ツルツル」
  5. /nl/articles/2412/06/news120.jpg 「これでテレビ出られるのかな」 吉高由里子、大河ドラマ「光る君へ」の苦労明かす 「メイクが薄い」「7分とかで終わっちゃって」
  6. /nl/articles/2412/06/news034.jpg 「えっ!」「ほんと?」 琵琶湖の“イメージ”と“現実”の違いに思わず仰天
  7. /nl/articles/2412/04/news023.jpg 動物ギライだった父、愛猫の涙が出るほど“けなげなお出迎え”にたまらず…… グッとくる再会シーンに「こんなにされたら愛おしくて…」「鼻の下が3mくらい伸びそうw」
  8. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  9. /nl/articles/2412/05/news031.jpg 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
  10. /nl/articles/2412/05/news081.jpg 「鼻水吹いたw」 リサイクルショップで買った美少女フィギュア(?)→“まさかの正体”に爆笑の嵐 「チクショー!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」