「バレンタインのチョコは男の子にあげるものなのに、どうして男の子向けが売ってないの?」子どもの疑問を企業に聞いてみた(1/2 ページ)

そもそも、子ども用って売ってないよね?

» 2018年02月12日 12時00分 公開
[高橋ホイコねとらぼ]

 パパである友人が、4歳の娘さんに「バレンタインのチョコは男の子にあげるものなのに、どうしてエグゼイド(仮面ライダー)のチョコとか売ってないの? 女の子向けか、大人向けのものばかりじゃない!」と聞かれたそうです。

 子どもの無邪気な質問は時に大人を困らせます。答えが分からないので、そのままスーパーやお菓子メーカーに聞いてみることにしました。

advertisement
男の子向けチョコレートのイメージ 男の子が好きそうな、仮面ライダーのチョコは売ってない?

売れるのは圧倒的に「成人向け」

 まずは実際に近所のスーパーやコンビニを見に行ったところ、バレンタインの特設コーナーはあるものの、並んでいるのは圧倒的に大人向けの商品。奥さんが旦那さんに軽くプレゼントするのに良さそうな品ぞろえでした。

 そもそも子ども向けのバレンタインチョコを見かけないのですが、もしかして、バレンタイン自体が若年層には流行っていないのでしょうか? 筆者が子どもの頃(30年前)は、スーパーでハート型とかのチョコレートを買って、家でラッピングして、好きな男の子の机とかゲタ箱にひっそりと入れたりして、ドキドキしたものです。

靴箱の前の女子高生 バレンタインと言えばゲタ箱のイメージ

 全国に「イオン」などの総合小売店を展開するイオンリテールに聞きました。

advertisement

――どうして、男の子が気に入りそうなチョコレートはないんですか?

 幼児向け、小中学生向けの商品もありますが、売り上げでいうと、圧倒的に成人向けの方が多いです。特設コーナーはスペースの関係もあるので、どうしても成人向けが多くなってしまいます。子ども用のお菓子は子ども用お菓子のコーナーにあるはずです。通常売っているお菓子でも、ギフトラッピングは承っていますので、それで対応いただければ。

 男児が好むようなバレンタイン商品の開発というのはしていませんし、メーカーさんもあまり作ってはいないのではないでしょうか。お客さまからも「男児向けの商品が欲しい」という声は寄せられていません。どちらかといえば「職場の義理チョコ用に手頃な値段の商品を充実してほしい」という声が多いです。

 お子さま向けの商品を開発するとなると、今はアレルギーの問題もあります。4歳のお子さまなら、親が知らないところで買って、勝手にプレゼントするということはないでしょうが、企業としてはそういうことにも配慮しなくてはいけません。

――女性同士でチョコを交換する「友チョコ」が増えていると聞きますが、それも関係はありますか?

advertisement

 友チョコに関しては、圧倒的に手作りが多いです。この時期、チョコレートの売り上げは全体的に伸びますが、板チョコは特に売れます。手作りの友チョコは少し前にブームになり、今も引き続きニーズがあると感じています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」