ミステリ好きが早口で語る! ドラマ「アンナチュラル」の面白さ(5〜7話)(1/3 ページ)
ここからがクライマックス。
「2018年を代表する傑作」との呼び声も高い金曜ドラマ「アンナチュラル」(TBS)。前編に引き続き、ミステリ好きの赤いシャムネコさんにその魅力を語ってもらいました。後編は第5話〜第7話のレビューです。
- 前編はこちら(第1話〜第4話)
5話「死の報復」
話数としても、内容としても、シリーズの大きな折り返しポイントです。
5話では、溺死した恋人が「自殺」か「事故」か、それとも「他殺」か――を突き止めてほしいという依頼がUDIに飛びこみます。ところが実は家族への許可を得ておらず、依頼主の青年が遺体を盗んできたということが判明。青年の恋人に対する真っすぐすぎる思いと、「どうしても謎を解きたい」という強い意志が浮かび上がってきます。
それが、4話のラストから5話冒頭にかけて明かされる中堂さんの過去に重なります。中堂さんも青年と同様、恋人を亡くしていて、死の真相をいまだに探っている。そんな中堂さんが「今解き明かされなかったら、死の真実は永遠に分からなくなってしまう」というシリーズを通した重要なキーワードを口にします。
冷静に見てみると、5話の中堂さんはやや過剰なくらい協力的です。でも視聴者は中堂さんの過去を知ってしまったから、「青年と自分と重ね合わせて、救ってあげたいと思っているんだ」と納得させられて、彼の暴走気味なところも受け止めてしまう。しかも中盤、UDIの面々が中堂さんの部屋を訪れ、みんなで調べものをするような「仲間感」を出したシーンがあるので、中堂さんに視聴者は感情移入するんですね。
ただ、そんな巧妙なストーリー展開で覆い隠されていたのは、「中堂さんはなんのために自分の恋人の死を捜査しているのか」。ミコトはこれまで「人の死の謎を解く=生きる人のため」という行動理念で動いていましたから、視聴者は「中堂さんもきっとそうなのだろう」といつの間にか思い込んでいる。だからこそ、ラストの中堂さんの行動に衝撃を受けるんです。
5話のラスト、雪の中で人々がたたずむシーンは、シリーズきっての美しいカットでした。みなが傘を差している中で、中堂さんと“犯人”だけが傘を差さずに雪を浴びている。それはつまり、彼らはミコトたちとは違うものを見ている――というのを、言葉で説明せずに描いているというわけです。
ちなみに小道具的に入れられている「死後画像診断(AI)」は、海堂尊先生が「バチスタ」シリーズを通して描き続けているテーマです。脚本の野木さんのTwitterによると、「死後画像診断メインの回を作りたかったけど入らなかったので、5話に入れた」とのこと。それだけでメインを張れるようなネタを、さらっと効果的な小道具として扱うところに、脚本家の力量を感じました。
そしてどうしても触れておきたい、米津玄師さんによる主題歌「Lemon」。毎度毎度「事件が決着した」計算されつくしたタイミングで流れますが、5話で初めて歌詞が中堂さんの心情に重なってくる。「これは中堂さんのキャラソンだったのか……」と震える名曲です。
編集担当からのどうしても言いたいひとこと
「大事な人の復讐」×「金魚」というキーワードを見ると、どうしても思い出してしまうのは「ケイゾク」の真山刑事。何もない部屋にポツンと置いてある水槽で金魚を飼っている真山刑事は、いろんな人の萌えど真ん中を撃ち抜きました。中堂さんの部屋も“何もない系”でしたが、それでも最低限の生活をしている感じがあってよかった。真山も「Lemon」をキャラソンにできる男だと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
「いつの間に……」 大谷翔平、試合後の「ひざの状態」にファンに衝撃 「ボロボロ」「すごさを物語っている」
プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが550万再生「凄すぎて笑うしかないw」「チーズが、、、」 話題になった作者に話を聞いた
「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
19万8000円で購入した超高級魚を、4年間育てたら…… ド肝を抜く“大変化”に「どんどん色が」「すごい」
【ワークマン】一体なんだこれは…… 衝撃的な“1500円Tシャツ”に反響 「すごく良い」「発想が面白い」
水族館のイカに“指でハート”をしてみたら… “まさかのお返し”が190万表示「こ、こんなことあるのか」
「なんでこれ使った」 ドジャース公式が“日本人3選手”の勇姿を投稿→よく見ると…… まさかの「違和感」に「誰かわからんかった」
「もうこりごりだ〜」 財布に新紙幣を入れたら…… “まさかのビジュアル”に爆笑 「昭和アニメのオチかな?」 投稿者に話を聞いた
毎日庭に来るインコから、ある日渡された“贈り物”とは…… 「号泣した」まさかの正体に「まるで何かの物語のよう」
- 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
- 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
- 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
- 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
- ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
- 「絶対当たったわこれ」→「は?」 ガリガリ君の棒に書かれていた“衝撃の文章”に「そうはならんやろ」 投稿者に当時の思いを聞いた
- コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
- 最恐雑草“ヤブガラシ”根元をハサミでチョキッと切ると…… “驚愕の結末”に「すごい」「知りませんでした」
- 「笑い過ぎて涙が」 小学生次男、宿題で先生に不正を疑われる→まさかの原因が530万表示 「じわじわくる」 投稿者に話を聞いた
- 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
- 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
- コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
- 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
- “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に