茹でて食べる「パスタ」で包丁を作ってみた → ペットボトルを貫通するほど硬く鋭い切れ味に

かためのアルデンテとかそういう次元じゃない。

» 2018年04月01日 21時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 以前に世界一硬い食べ物「かつお節」でナイフを作ったYouTubeの投稿者が、今度は同じく食べ物の「パスタ」でまさかの包丁を生み出しています(関連記事)。弾力性と硬さがあるとはいっても刃物になるとは。


※研ぐ(削る)音に注意

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる だからなぜそう思った……!?

 始めになにをするのかさえ想像がつかない麺類での包丁作り。まずは普通のパスタ(乾麺)をミキサーで粉末状にしてふるいにかけ、水やデュラム・セモリナ粉(パスタの原料)を加えて練っていきます。まだここまでは料理感ある。

 次に、できたものを真空パックシーラーにかけてつぶし、本物の包丁を型にしてカッターで切り出します。するとその柔らかい包丁型パスタを、レンジで通常のパスタをゆでるかのように容器にお湯と一緒に入れてはチン。さらにあらかじめ作った枠と網で挟むようにして、ここから1週間乾燥させます。長い道のりだ……。


パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる 最初に乾麺パスタを粉状に

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れるパスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる 水を入れて練って包丁の形に

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れるパスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる レンチンで普通にゆでるような工程から

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる 1週間の乾燥作業へ

 乾燥してカチカチになったら、カツオ節削りで削っていく作業がスタート。なんとも言えない音を立てて形を整えたら、ついに砥石が登場。よく洗って消毒も施しつつ、「#150」「#400」「#600」「#1000」「#6000」「#8000」とだんだん目の細かいもので研いでいき、最後には以前の100円の包丁を研ぐ動画(関連記事)でも登場した「#30000」(3万1000円)の砥石を使ってガチの仕上げに入ります。


パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる パスタを削っていきます

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる 砥石でパスタを研ぐ人って他にいないんじゃないかな……?

 ……と、これで終わりとおもいきや、食品用シリコンを取り出した投稿者。なんと今度はそれで包丁の型を取り、再び液体状のパスタを流し込んではチンして乾燥させる作業へ。型を取るのに10時間、その後の乾燥にまた1週間かけては、別の作り方でもう1つパスタ包丁を作るようです。すごい情熱……!


パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる 食品用シリコンで10時間かけて包丁の型をとる本気具合……!

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる 合計で2週間かかってる

 そしてこちらもヤスリと砥石で同じだけ時間をかけて研いだら、小麦色に輝く「パスタ包丁」が完成。しっかり型をとったおかげで見た目は黄色い包丁といった感じですが、第一印象はそこまで強度があるようには思えません。


パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる これがパスタ包丁……!

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる 小麦色に輝くオモチャみたいな見た目ですが……?

 ……が、試し切りではどちらの包丁もトマトをぐしゃっとさせずにスサッと切り、ザンザンと段ボールに穴を空け、さらに2つ目のパスタ包丁では「水入りペットボトル」を貫通させることが可能という結果に(!)。また一つ食べ物製の凶器ができてしまった……。


パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れるパスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる めっちゃ切れてる!

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる ペットボトル貫通はやべえ……

 コメントでは「パスタで殺されるのかもしれないのか…」「頭がおかしい(褒めてる)」と驚きと称賛の声が寄せられ、海外からも「素晴らしい」や「これまでと同じようにはパスタを見られなくなった」などの声が多く寄せられる反響を呼んでいます。

 ちなみに最後にはパスタ包丁を塩ゆでし、タレッジョとゴルゴンゾーラ・ピカンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ、モッツァレラの4種のチーズと生クリームで作ったソースと合わせて、3本の箸をフォークにして食べるという謎においしそうなオチも用意されていました。


パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる なにこれおいしそう

パスタ 研いでみた 包丁 YouTube 切れる ホントに食べてた……

動画投稿者:圧倒的不審者の極み!さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2504/28/news023.jpg 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  2. /nl/articles/2504/26/news079.jpg 釣ったクロダイをさばいたら……「えっ」 中から出てきた“謎の物体”に1900万表示の衝撃「そんなことあるんやw」
  3. /nl/articles/2504/29/news049.jpg 皇后さま、全身「淡いグリーン」の衣装に14万いいね 天皇陛下も同系色のネクタイで“おそろいコーデ”
  4. /nl/articles/2504/28/news147.jpg Vtuberの死去を所属事務所が発表 「詳細については控えさせていただきます」
  5. /nl/articles/2504/24/news136.jpg 青い毛糸で輪っかをひたすら編み、つなぎ合わせると…… 予想もつかなかった完成品が195万再生「これはヤバい」「なんてアイデアなの」【海外】
  6. /nl/articles/2504/29/news023.jpg 「この価格はあり得ない」 ワークマンのEXILE TAKAHIRO監修“1900円シャツ”に称賛続出 「家族の評判も良い」
  7. /nl/articles/2504/28/news013.jpg 夏に向けてトリミングしたワンコ、飼い主が迎えに行ったら…… 注文ミスが生んだ“予想外の姿”が180万表示 「もっと見たい」「じわじわくる」
  8. /nl/articles/2504/29/news043.jpg 「こういう部屋にしたい」 1人暮らしの“1K6畳”入居直後→1カ月後…… カフェみたいなおしゃれ空間に「センスよすぎいぃぃぃぃ」
  9. /nl/articles/2504/17/news162.jpg 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  10. /nl/articles/2504/29/news077.jpg 「狂気のメニュー」 かつや“新作979円丼”にネット衝撃 「小学生みたいな発想」「ぶっ飛んでる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  3. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  4. 食パンの留め具、捨てないで! ペタっと貼るだけで…… 目からウロコの“活用法”が100万再生「天才」「絶対試す」【海外】
  5. ティッシュの空箱に、クリアファイルを貼るだけで→この発想はなかった! 便利でかわいいアイテムに反響
  6. 足の悪い母のため、庭に作った小道→100均アイテムで雰囲気ガラリ 天才アイデアに「すごい!」「真似します」
  7. 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  8. 「久々の大ヒット」 ワークマンの暑さ対策最強“2900円アウター”に絶賛の声 「マジで涼しい」「夏はこのウェア一択」
  9. 青い毛糸で輪っかをひたすら編み、つなぎ合わせると…… 予想もつかなかった完成品が195万再生「これはヤバい」「なんてアイデアなの」【海外】
  10. 園遊会のお土産「1個800円超えの和菓子」が話題に ほどよい甘さが特徴【天皇皇后両陛下主催】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  3. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  4. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  6. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  7. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  8. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  9. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  10. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】