春の香港ディズニーランドの見どころは!? あの国王や社長とも会える!(3/4 ページ)
メインストリートU.S.A.の建物にプロジェクションマッピングを行い、ミッキーマウス90周年にあわせ、彼へのサプライズパーティーをみんなで企画しよう! というショーです。建物にはミッキーのこれまでの歴史、「蒸気船ウィリー」よりもさらに前の、幻の初登場作品「プレーン・クレイジー」から、最新のテレビ作品のミッキーまで。最後にはちょっとした、ミッキーからのサプライズもある楽しいショーでした。花火やお城がなくても、香港は元気なのです。
ホテルステイも楽し――最新の「エクスプローラーズ・ロッジ」を体験
ホテルアクティビティーも忘れてはいけません。香港ディズニーランドのすぐ近くには、直営のディズニーホテルが3つあります。その中でも2017年4月にオープンしたばかりの「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」を体験してきました。“探検し、夢を見よ”(ad explorare et somniare)をモットーとしたこのホテルは、4人の冒険家による、4つのエリアに分かれた構造を持っており、大変力の入った内装の豪華なホテルです。
4人の冒険家とは、もちろんミッキー&ミニー、ドナルド、そしてグーフィーのこと。ミッキーマウスは冒険家、ミニーマウスは探検家、ドナルドダックは鳥観察者、そしてグーフィーはパイロットとしてホテル内の各所にその痕跡が残っています。彼らが集めた宝物を探すだけでも、丸1日かかってしまうでしょう。
ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジは4つの地域「アジア」「オセアニア」「南米」そして「アフリカ」に分けられ、そのテーマに沿った内装に仕上げられています。それぞれの地域にはディズニーのキャラクターたちもあてがわれていて、例えばアジアは「ジャングル・ブック」の子象ハティ・ジュニアが、オセアニアは「ファインディング・ニモ」の子亀スクワートが、南米は「カールじいさんの空飛ぶ家」に登場した鳥のケヴィンが、そしてアフリカには「ライオン・キング」のラフィキが描かれていました。テーマに沿って作られた庭園には、さまざまなモチーフに「4」が隠されているとのこと。
どのホテルにも趣向を凝らしたレストランがあります。この新ホテルにはミッキー&ミニーがやってくる中華料理の「ドラゴン・ウィンド」、カジュアルダイニングの「Chart Room Cafe」、多国籍料理のレストラン「World of Color Restaurant」があり、それぞれがストーリーを持っています。
お隣の「香港ディズニーランドホテル」や「ディズニー・ハリウッドホテル」へは歩いて行けるので、この3つのホテルで開催しているキャラクターダイニングを渡り歩いたり、ホテルの雰囲気を楽しむのもいいですね。パークで楽しむ以外のことも可能になり、一段階上の“リゾート”に変化したという印象がありました。
手軽に行ける“海外”ディズニーテーマパークとして
前回香港ディズニーランドに来たときに感じたのは「上海ディズニーランドがオープンしたら競合してしまうのでは?」という心配でした。しかし上海ディズニーランドがオープンしてみると、特に日本から見た場合にはすみ分けがきっちりされているという印象です。上海は日本からは近いながら、やはりまだ若干未整備で、簡単にはお勧めできないと考えています。
その点、香港は直行便があるだけでなく、市内まででるのには鉄道で一本ですし、お互いにとって英語が第2外国語ですので、コミュニケーションも非常に取りやすいのが安心できるポイント。さらにディズニーのパークエリアまで来てしまえば、困ることはほとんどないでしょう。その意味で、ディズニーの世界にどっぷりハマりたいのならば、3つあるディズニーホテルのどれかに宿泊し、朝から晩までこの雰囲気につかることをお勧めします。
2018年5月末には、新たにモアナを主人公とした新ショー「Moana: Homecoming Celebration」がスタートするだけでなく、7月からは夏イベントとしてピクサーの仲間たちがパレードする「Water Play Street Party」が開催予定。この夏、初めて海外旅行に行きたいと思ったら、変化しつつある香港ディズニーランドをおさえておくのはアリですよ!
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