「ちゃんとした日本語」ってなんだろう…… 漫画「私が方言を話さない理由」の実話エピソードに共感の声上がる
同じ日本人でも方言の扱いに感じる言葉の壁。
Twitterに投稿された実話漫画「私が方言を話さない理由」がさまざまな反響を呼んでいます。
投稿したTwitterユーザーのマミー(@88888888mamy)さんが、米カリフォルニア州に留学した8年前の出来事を描いたもので、当時は現地の日本人学生との間で“濃い方言”を話していたといいます。
しかしある日、東京からやってきた女の人に人気の少ない廊下で呼び止められ、「その汚い喋り方やめてくれない? とっても不快なんだけど?」と、まるで注意されるように言われてしまいます。さらに「日本人ならちゃんとした日本語を喋って」「日本人として恥ずかしいわ」と立て続けに言われ、その日を境に人前で方言を話せなくなったとのこと。育った場所の方言を否定されるのはつらい……。
Twitterでは「わかる」と似たようなことを言われたという人や、がんばって標準語に“矯正”したら今度は「エセ方言」と言われるといったエピソードが上がり、中には「全部日本語なのに…」と悲しくなる人の声が。また反対に女の人の言葉の方が「不快」で「恥ずかしい」といった指摘も寄せられ、「その人はアメリカ訛りを知らなかったみたいですね」などの声も上がり話題になっています。
ちなみにその後は嫌でも意識するようになり、もとの広島弁を控えて標準語で話すようになったマミーさん。漫画の続きでは、現在神奈川県に移住してその“日本語”で生活していること、またどういう気持ちで方言を話さない(話せない)のかを周囲に伝えられずにいることが描かれています。
コメントでは東京で「なんで関西の人って方言直さないの?」と言われたことがあるなど、標準語だけを“ちゃんとした日本語”として考える人がいることが浮き彫りに。方言を否定する言葉に傷つく人が大勢いることを改めて頭に入れておく必要がありそうです。
画像提供:マミー(@88888888mamy)さん
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