ほのぼの京王電鉄のツバメのフン受け板 なぜツバメは駅に巣を作るのか、「フン受け板」推進団体に聞く(1/2 ページ)
自作できる「フン受け型紙」も配布。
京王電鉄がツバメが巣作りする春から初夏にかけて、駅に作られた巣の下にフン受け板を設置すると発表しました(関連記事)。
ほんわかと和む、身近な鉄道と人の生活に関連したいい話です。京王電鉄によるこの施策は、NPO(認定特定非営利活動)法人であるバードリサーチの協力で行われています。きっかけは「利用客からの苦情で、巣が撤去されてしまうケースがかなりある」ため。「フン受け板」はどんな経緯でできたのか。ツバメはなぜ駅に巣を作るのか。バードリサーチに話を聞きました。
ツバメが歓迎されないこともある
バードリサーチは2013年からフン受け板を配布する活動を行っています。2018年現在、毎年1000枚〜1500枚ほどを配布しているそうです。
2010年から2011年に掛けて同団体が道の駅とサービスエリアで営巣とその対応状況を調べたところ、巣から落ちるフンが利用者の迷惑になるとして、巣を撤去したことのある施設が相応にありました。また、ツバメを大切にしている施設が多かった一方で、ツバメが繁殖することを迷惑と考えているとの回答も7%ありました。
続いて2013年には、関東の全駅1758駅での調査も実施します。その結果、283駅でツバメの営巣が確認され、乗降客が極端に多い都心の駅を除いた「乗降客数が多い駅」で営巣率が上がる傾向が見られました。ツバメは、天敵が近づきにくい、ある程度人通りが多い場所に巣を作ります。意識はしていないと思いますが人間が守っている一面もあるのですね。また近年は巣作りに適した軒下のある日本家屋が減少したことから、駅や道の駅、サービスエリアに巣を作ることが増えているのだそうです。
だからといって、フンが頭にポトリはちょっと……という話でもあります。なんとかできないか。ツバメは春から初夏にかけて産卵します。産卵後2週間で孵化(ふか)し、3週間で巣立つそうです。例えば、「ま、フンが直接掛からなければ、少しの間ならば仕方ないよ」と思ってもらうにはどうすればいいでしょう。
人が嫌だと感じるツバメの被害は、そのほとんどが掛かる、たまって汚れる、踏んでしまうといった「フン害」。フン害を防げて、かわいいイラスト入りならば受け入れてもらいやすいのではないか──。そうして「フン受け板」が誕生しました。
2018年現在、京王電鉄の駅に加えて、JRや西武鉄道の一部の駅でも、さらには高速道路のサービスエリアでもこのフン受け板が利用されているそうです。
関連記事
- 京王電鉄、駅のツバメの巣の下にフン受け板を設置 春から初夏にかけてツバメ家族の成長を見守る
けい太くん・しんごくんも見守ります。 - 鳩のフンまみれでひたすら「鳩に困ったら雨宮〜」と歌う鳩駆除会社のCMが狂気に満ちてると話題に
こいついつも鳩に困ってるな。 - ネコのうんちは「燃えるゴミ」? それとも「トイレに流す」? 調べてみたら意外な事実が判明
自治体によく確認しておきましょう。 - JR鎌倉駅、つばめの巣を保護するために改札機を封鎖する異例の対応 JR東日本「巣立ちまで見守る方針」
人間には少し不便になりますが、しばらくのあいだ、つばめの子育てに協力。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
-
チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
-
大谷翔平の妻・真美子さん妊娠→現役時代に語っていた「将来の夢」に感動の声 「なんか泣けてくる」
-
母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
-
「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
-
子どもがお店で“高額おもちゃ”を欲しがる→通りすがりの“五輪選手がまさかの理由”でプレゼント 「すごすぎる話」「今年一番感動」
-
大谷翔平と妻・真美子さん“家族ショット”に210万いいね 「素敵な1枚」「幸せな家族写真!」【“大谷家”の新たな一歩】
-
毛糸で“お花をぷくぷく”編んでいくと…… 思わず笑顔になるアイテム完成に「なんて美しい」「母に編んであげよう」
-
「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
-
ヤクルトが“投げ売り状態”かと思ったら…… 「大勘違い」引き起こしかねない光景に「さすがに飲めない」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
- 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
- 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
- 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
- “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
- 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
- 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
- トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
- “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」