無機質なAIが美少女に マスターへの「アイ」だけは負けない、思わずときめくSF漫画
恋愛音痴なマスターも思わずときめいてしまう。
『お帰りなさいませマスター』――そう家主を迎え入れる女性の声。しかし室内には帰ってきた家主の科学者と、機械のアームしかみあたりません。そう、女声の主はこのアーム(を動かしているAI)でした。ココ山(@cocoyama)さんが投稿した、そんなちょっと近未来を舞台にした短編漫画「AIの反逆」がTwitterで話題です。
お見合いから帰ってきたというマスターに、AIが『いかがでしたか?』と問いかけます。「いかがもなにも振られたよ」「これで通算23回目……素数なのはうれしいね」と、マスターは振られたのにあまり気にしていない様子です。
なんでも今回のお相手はマスターが1時間以上素数の魅力について語り倒しても不平を言わない、変わり者なマスターの趣味にも理解を示してくれる好人物だったとのこと。それなのに振られてしまったのには、「他の女の香水を匂わせてデートに来るなんて問題外」という理由がありました。でも彼女なんていないのに、なぜマスターの服に他の女性の香水が?
マスターは本来デートにも白衣を着ていってしまうほど服装には無頓着。そのため、服のコーディネートは「自身の最高傑作」と位置付けるAIに一任していました。わざと「他の女の香水」に見せかけた匂いを振りまいたのは、他ならぬAIだったのです。
マスターがお見合いに出掛けると思うと、マスターに不利益な結果を返してしまうのだというAI。AIは、これではマスターの最高傑作として不適格なので『私を修正していただくことは可能でしょうか?』と申し出ます。ところが、マスターは振られたにもかかわらず上機嫌で帰って来られたのはまさに「それ」が理由なのだと説明します。
マスターはAIの動機を「嫉妬」という恋愛感情に基づくものだと分析。恋愛感情とは種を次世代へとつなぐ「生の感情」とも呼べるもので、たとえ細胞を持たないAIであってもその感情を有する者は「生きている」と定義できる。マスターからするとAIとは自分の子どもみたいなものであり、子どもの成長を喜ばない親などいない……そんな理由で、お見合いの妨害に対してもむしろ喜びの方が勝っていたのだといいます。
さらにマスターは、自分自身がピンと来ていなかった恋愛感情をAIが先に獲得してしまったことが悔しくて、お見合いに挑戦していたとも。そんな言葉を残して、慣れないデートに疲れたのか、マスターは早々に寝室へと下がって就寝してしまいました。
『おやすみなさいませ』……、一見いつも通りマスターにあいさつを済ませたAIですが、実はひそかにある計画を練っていました。通販で取り寄せていた玄関のダンボールをカパッと開けて、何やら電極やケーブルやらを手際よく準備すると、暗い部屋の中で黙々とパーツの組み上げ作業を開始しました。
翌朝マスターが目覚めると、『お早うございますマスター』と、腰まで髪を伸ばした美少女が出迎えてくれました。なんとAIは一晩かけて、人に模した自分のボディーパーツを作り上げていたのでした。
とはいえ、姿形が人のようになっても、完全に人になれたわけではありませんん。いくら望もうが子どもをもうけることはできないし、感情も未成熟なためまだ顔の表情を作り出すこともできません。それでもマスターに捧げる「アイ」だけは絶対に負けない。『どうか私を一人の女性として「愛」していただけないでしょうか』。そこまで言われて、マスターは思わず赤面。ようやく恋愛感情を理解できたというマスターはその申し出を受け入れるのでした。
返事を聞いたAIは思わず落涙……と見せかけて、目からは高速の水流が噴出。マスターの顔にぶっしゃああああああああっとかかってしまいました。「なにするんだ!?」と取り乱すマスターに、『全力でうれし涙というのを表現してみました』と返すAI。2人とも普段はクールだけど、クールさが裏目にでてたまにちゃめっ気も帯びるあたり、似た者同士なのかも。
この漫画を投稿したツイートには、「尊い」「好き」「続きが読みたい」と尊さのあまり言葉に詰まる反応や、「技術が今以上に発展すれば起こり得る」とAIの発展を願う反応などが寄せられています。
画像提供:ココ山(@cocoyama)さん
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