漫画家が教えるポートフォリオの作り方が実践的 作品選びのポイントなど分かりやすく説明
実践的なテクニックが多数含まれています。
ポートフォリオの製作方法を描いたTwitter漫画が、実践的だと話題になっています。ポートフォリオに入れる作品を選ぶコツから受け取る相手への気配りまで、さまざまなテクニックが描かれており、ポートフォリオ製作がはかどりそうです。
作者は漫画『美食の聖女様』を連載するなど漫画家・イラストレーターとして活動している世鳥アスカさん。きっかけは出版社とイラストの打ち合わせをした際、担当者から「ポートフォリオが見やすくて印象に残った」と褒められたこと。
担当者によると、出版社に送ってこられるポートフォリオの中には、切り抜きをバラバラに入れたものや、連絡先が書かれていないものまであるとのこと。もしかしてポートフォリオの作り方を知らないイラストレーター・漫画家志望の人がいるのかな、と思った世鳥さんは自分のポートフォリオの作り方を紹介しました。
まず用意するのはA4クリアファイルに、イラストや漫画など作品のコピー。表紙・背表紙にタイトルを入れ、1ページ目には「ちょっとしたイラストとペンネームや活動履歴、各種連絡先」を入れます。ここに「クリップで名刺と受付担当の方へ一筆添えた手紙を挟む」ことも多いそうです。
さらに「カラーイラスト→少女漫画→エッセイ漫画、など見てほしい目立つものから入れていく」「漫画なら2〜3ページ流れがわかるもの、自信のあるページを入れる」といったポートフォリオに入れる作品を選ぶポイントも。仕事で描いた作品は掲載媒体を添える、趣味で描いたイラストにもサイズや解像度を書くといった細かな気遣い、ペンネームで活動している場合は郵便局員さんを混乱させないよう名刺に本名を記載するなどの注意点についても説明されています。魅力的なポートフォリオが作れる気がしてきた……!
また作品の紹介冊子を作ることや、pixivやSNSなどデジタル媒体での作品発表も提案しています。
Twitterでは「とても勉強になった」という声や、実際に就職指導をしている方から「ポートフォリオをちゃんと教えているところは少ないのでありがたい」という意見もみられます。
世鳥さんは「ポートフォリオは作家が編集部や出版社にアピールする試供品」としています。これを読んで自分の良さをわかりやすく伝えられるようなポートフォリオ作りをしたいところです。
画像提供:世鳥アスカさん
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