ニュース
» 2018年05月23日 14時40分 公開

「匿名は自殺者を産む」という絶望から生まれたやさしさ ネガティブな内容はAIが削除する質問サービスが深い

リリース後からアクティブユーザーは増え続けているとのこと。

[コンタケ,ねとらぼ]

 Diver Downが公開したTwitterの匿名質問サービス「マシュマロ」(@marshmallow_qa)が、注目を集めています。その最大の特徴は「悪口が来ない」ことで、ネガティブな内容の質問はAIが届く前に削除するとのこと。やさしい。


マシュマロ やさしさ 匿名 質問サービス マシュマロ公式Twitter

 「マシュマロ」は見た人から匿名のメッセージを受け取れるサービスで、迷惑であったりネガティブであると報告されたメッセージは運営によって内容・送信者が厳しくチェックされます。詳しいルールは秘密とのことですが、悪質さの度合いによっては、誰にメッセージを送ってもこっそり削除される悲しいユーザーになるとのこと。

 このシステムの評判が良いためか、公式によるとリリースされた2017年11月からアクティブユーザーが1度も減ったことがないそうです。

 そしてこの「マシュマロ」のもう1つの特徴は、「やさしさ」にかなりのこだわりを持っていること。例えば公式サイトを開くとトップページには以下のように書かれています。

傷つく人を減らしたい

匿名のメッセージは怖い。

素敵な本音と一緒に、最低な悪口が届く。

でもマシュマロなら怖くない。

匿名のメッセージを受け付けるのに、悪口は来ない。

そんな安全な場所がマシュマロです。



 また、公式Twitterアカウントの過去の投稿をさかのぼって行くと「やさしさ」に対する深い姿勢が見られます。特に「深い」と感じたものを、幾つかご紹介いたします。



マシュマロが「やさしさ」にこだわるのは、絶望から生まれたサービスだからです。

匿名サービスは常に自殺者を生むツールですが、お金になるので多くの企業や開発者は本気でその事実と向き合いません。

そこに絶望したので、匿名なのに「やさしさ」を提供して、誰も死ななくしてやろうと思ったのです。



マシュマロは開発方針は極めてシンプルで、ひたすら「やさしさ」を提供することを目指しています。

そして今いるユーザーへの「やさしさ」ももっと高めたいと思っていますが、新しい「やさしさ」のあり方も開拓していきたいと考えています。



マシュマロの真の価値はAIでもなく、Twitter特化の仕様でもありません。

「『やさしさ』とは何か」を常に考え続ける覚悟です。

マシュマロは未来をよりやさしくして、人々に安心と自由を与えることを目指しているのです。

 そして特に「やさしさ」を感じたのは、「返信に100文字しか打てないのは不便なのでもっと文字数制限を緩和してほしい」という要望に対するその回答。普通ならシステムやトラフィック的にできるかできないかで返答するところですが、「マシュマロ」は違いました。



よりクリエイティブなやり取りを促進するためにも、文字数の上限を突破したいとは思っています。

ですが「100字しか打てない」という言い訳をなくしてしまうことは本当に「やさしさ」なのかと悩んでいます。

 素晴らしい! これにはもう、膝を打つ思いでした。「長文には長文で返さなければならない」という思いを抱いてしまいやすい文字でのやりとりに一石を投じるこの考え方には頭が下がる思いです。本当にやさしい。

 数多くある匿名質問サービスですが、匿名であるがゆえノイズを送る人も増えやすいもの。AIを駆使した「やさしさ」が、真にあるべき質問サービスの姿となっていくのかもしれません。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  2. 石橋貴明&鈴木保奈美が離婚報告 今後は“事務所社長と所属俳優”として「新たなパートナーシップ」構築
  3. 元ブルゾンちえみ・藤原史織、最新ショットに反響 「更に痩せた?? 可愛すぎる」「素敵です!! 足細いですね」
  4. 「美容師人生の集大成を見せる」 タンザニアハーフ女子を縮毛矯正したら「美容師ナメてた」「人生変わるレベル」と360万再生
  5. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  6. 怒られたシェパード、柴犬の後ろに隠れたけど…… でっかくて丸見えなしょんぼりワンコが応援したくなる
  7. 塚本高史、中2長女&小6長男の背の高さに驚き 「なんじゃこいつらの成長の早さは!」「俺身長抜かれるんか?」
  8. 「声出して笑った」「狂人度高くて好き」 自転車泥棒を防ごうと不吉そうな箱を自作→まさかの結末迎える漫画が話題に
  9. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  10. 基地で生まれ育った子猫、兵士が足踏みすると…… まねをして一緒に行進する姿がかわいい

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「産んでくれた親に失礼」「ちょっと我慢できません」 上原浩治、容姿批判のコラム記事に不快感あらわ
  2. ホワイトタイガー「あっ、落としてもうた」 うっかり子どもを落とした母と、落ちてゆく子どもの表情がじわじわくる
  3. がん闘病の大島康徳、肝臓に続いて肺への転移を告白 息苦しさに悩まされるも「大して成長してない」
  4. 「目パッチリです」 宮迫博之、最高難度の美容整形を決行 クスリ疑惑もたれたクマやほうれい線の一掃で“別迫”に
  5. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  6. 大島康徳、ステージ4のがん闘病でげっそり顔痩せ 相次ぐ通院に「正直かなりしんどかった」
  7. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  8. 「ブス、死ね」 りゅうちぇる、心ない言葉への返答が感銘を呼ぶ 「心もイケメン」「りゅうちぇるのおかげで自己肯定感上がった」
  9. 『はらぺこあおむし』の版元、毎日新聞の風刺漫画を批判 「おそらく絵本を読んでいない」
  10. 小林礼奈、4歳娘を連れて夕食中に客とトラブル 痛烈コメント受けて「私たち親子を悪にしたい人がいる」