1両まるまるフリースペース、女性専用席や個室も JR西日本が新しい長距離列車のデザイン公開(1/2 ページ)

各車両でデザインが違う斬新なレイアウト。

» 2018年05月23日 18時57分 公開
[haruYasy.ねとらぼ]

 JR西日本が新しい長距離列車の概要と車内デザインを発表しました。個室タイプのグリーン席、女性専用席のほか、一両まるごとフリースペースとする意欲的なコンセプトとなっています。

JR西日本 長距離列車 フリースペース 新しい長距離車両の車内デザイン
JR西日本 長距離列車 フリースペース 注目はフリースペースとなる4号車

 2018年5月23日にJR西日本が公開した「JR西日本グループ中期経営計画 2022」で明らかになったもので、新しい長距離列車は117系を改造した6両編成で、全車指定席(定員90人程度)での運行を想定。車内デザインのテーマは「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」の3つを掲げています。

 女性専用席を設置した2号車、家族連れの利用を想定したコンパートメント(個室)を設置した3号車、くつろげるフルフラットシートを設置した5号車が普通車として運用。

JR西日本 長距離列車 フリースペース 女性専用席のイメージ
JR西日本 長距離列車 フリースペース 家族連れでの利用を想定したコンパートメント
JR西日本 長距離列車 フリースペース シートがマットレスに変化する

 4号車は大きなテーブルを備えたボックス席を複数用意してフリースペースとして開放するそうです。

JR西日本 長距離列車 フリースペース フリースペースとして開放される4号車

 1号車と6号車はグリーン車となっており、1号車はベッド化も可能な対面シート席を採用し、6号車は座席とフラットシートを組み合わせた個室(全5室)のみとなっています。

JR西日本 長距離列車 フリースペース 1号車(グリーン車)はベッドに変形する対面シート
JR西日本 長距離列車 フリースペース 6号車(グリーン車)は広々とした個室

新しい長距離列車の運行エリアは京阪神から山陰方面、山陽方面で、2020年春の運行開始を目指しています。

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