「安室透に出会ってから世界がきらきらして見える」安室の女の胸の内(1/2 ページ)
「隣の安室の女」の信仰告白。
「安室透」ブームがとどまるところを知りません。安室をメインキャラクターに据えた劇場版コナン最新作『ゼロの執行人』は興行収入78億円突破の爆発的ヒット。彼が表紙を飾った雑誌の売り切れが続出したり、もう1つの“顔”である「降谷」を刻んだハンコが売り切れたり、バーボン樽で貯蔵した日本酒がランキング1位になったり――と、至るところで安室が経済を動かしています。
そのブームをけん引しているのは、『ゼロの執行人』を見たあとに安室にハマった「安室の女」たち。しかし、一言で「安室の女」と言っても、安室への愛の注ぎ方はみなそれぞれです。
いわばアイドルにハマるように好きになった女、映画を見終わって「そういう意味なら私は安室の恋人だわ」と思った女、作中の男性や女性キャラとの組み合わせで燃える女、安室と自分が恋人同士になった世界を繰り広げる女……。
100人の女がいれば、安室の愛し方は100通りあります。では“お隣の安室の女”は、どんな風に安室を愛しているのか? 「安室透に出会ってから世界がきらきらして見える」と真剣な顔で語るちおるさんに、安室との出会いと安室との日々について切なる思いを語ってもらいました。
水曜日の朝、唐突な出会い
水曜日だから映画館行くか、くらいのノリだった。『ゼロの執行人』が流行っていて、安室透がかっこいいと騒がれていることもちらっと見聞きしていたけれど、どこか他人事のように眺めていた。
コナンに「安室透」というイケメンが登場したことも前から薄々知ってはいたし『純黒の悪夢(ナイトメア)』もテレビで見ていたけれど、「いまこんなかっこいいサブキャラいるんだー」くらいのもので、安室透に対してそこまで興味があったわけじゃない。
とりあえずレディースデーだから映画館行きたい、今回のコナン映画おもしろそう、というだけのモチベーションだったから、安室さんとわたしが出会ったのは偶然みたいなものだ。
それを思うと、人って本当にいつどこで恋に落ちるかわからない、と少し怖い。
安室透のどこが好きかって聞かれると言葉にできないけれど
軽い気持ちで劇場に行ったのに、序盤から心がざわざわした。サミット会場の爆発後、右頬に大きなガーゼを貼って喫茶ポアロの前を掃除している安室透。コナン君の会話を盗聴している時の安室透の冷たい顔がローアングルで美しくも怪しく映し出された時にはどきりとした。え、安室さん……さすがに敵ではないと思うけど、この人一体何を考えてるの? 何をしてるの? きれいな光と影のある構図のなかで、もういやらしいくらいに美しく描かれる安室透のことを、じっと追ってしまう。
決定的だったのは、今回の劇中で話題になったセリフ「僕の恋人は……この国さ」を聞いた瞬間だった。息が止まった。なんだかすごく一方的な愛し方で切ない。彼は途方もなく孤独な人なんだと思った。恋人=好き同士、共に支え合う者同士、のようなイメージを持っていたけれど、彼にとっては「恋人=自分がこの手で守る対象」で、何の見返りも求めない人なんだ。だって国からの見返りって何。国と両想いってどういう状態。わからない。恋人と呼びつつ、それは片想いなんじゃないかと思った。
今回の劇中でも、公安である彼は真意を明かせなくてコナン君や部下から誤解されたりしている。それでも本人は全く気にする様子がなくて、ああ本当に自分のことより公安としての職務に没頭してるんだな、って感じだった。彼は誰からも理解なんて求めていない。それに、「僕の恋人はこの国だ」と言う彼の覚悟なんてきっと誰にもわからない。わたしだってそんな彼の恋人にも理解者にもなれそうにないけれど、どこかでそっと寄り添っていたいな、と思った。
名探偵コナンというコンテンツが長期連載している国民的作品であることや、安室透がブームになっていることはとても幸せなことで、劇場を出たその足で単行本の1〜94巻まで大人買いして読みふけり、二次創作を漁り、いろんな角度から彼のことを知っていくにつれますます気持ちが高ぶっていった。
少し手持ち無沙汰になると安室透の画像を見てしまったり、誰もいない部屋で「安室さん……」とため息をこぼしたり、あの人のことを理解してあげられないわたしは彼のことを透とか零とか下の名前で気安く呼べない、そんな距離感になれないと悩んだり、朝に目が覚めただけで果てしないほど幸せな気持ちになったりした時、あれ、今、恋してるかもしれない、と自覚した。
関連記事
- 「安室透」とは結局何者なのか? 劇場版コナン最新作「ゼロの執行人」について語らせて!【ネタバレあり】
バーボン片手にマジトーク。 - これは“大人のための”コナンだ 「名探偵コナン ゼロの執行人」7つの魅力【ネタバレなし最速レビュー】
それが、お前の真実か――。 - 「名探偵コナン」劇場作品で一番面白いのってどれなの? 気合いの全21作レビュー&オススメベスト3!
とりあえず爆破させておこう。 - 「名探偵コナン」最大の謎、“あの方”の正体判明にネットざわつく 「ついに……」「心の準備が」
漫画アプリ「サンデーうぇぶり」では、正体を明かすまでの裏話も語っています。 - 「サンデーうぇぶり」で『週刊少年サンデー』24号が無料公開 安室の日常を描く『名探偵コナン ゼロの日常』掲載
青山剛昌先生による赤字入りの『ゼロの日常』下絵も。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
大谷翔平、インスタ最新投稿で活躍シーンのハイライト公開 一瞬映る“妻・真美子さんと母・加代子さんの笑顔満開ハイタッチ”に注目
-
まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
「ディズニーのそういう所だよ」 1歳息子、初ディズニーで言われた“まさかの一言”は…… キャストの愛ある“神対応”が656万表示
-
「ちょっと怖い!!」 ミニトマト“1粒”を土に埋めて1カ月育てたら…… → “予想外の光景”に驚がく 「そうなるとは」
-
「とんだ裏切りwww」 整骨院が休業→店舗の張り紙を見たら…… “まさかの理由”にツッコミ殺到 「これは仕方ない」
-
「2度とライブ来るな」とファン激怒 星街すいせい、“コンサート演出の紙吹雪”が「3万円で売買されてる」 高値転売が物議
-
330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
-
大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた