ニュース
» 2018年06月12日 21時00分 公開

扱いにくい医師が恋と猫への愛を知る 恋愛漫画『猫で人魚を釣る話』に応援したい恋がある

医師×患者×猫が繰り広げる、持ちつ持たれつのラブストーリー。

[ウグイラン,ねとらぼ]

 気難しい医師と患者の関係に1匹の猫がからんで恋が始まった。菅原亮きん先生が月刊!スピリッツで連載している、ちょっと切ない恋愛漫画『猫で人魚を釣る話』の単行本1巻が6月12日に発売されました。

猫で人魚を釣る話 菅原亮きん 『猫で人魚を釣る話』(C)菅原亮きん/小学館

 生真面目で気難しい四月一日正直(わたぬき・まさなお)先生は「病人を診ずして病気を診よ」をモットーに働く内科医師。患者からの好感度は最低でも、院内での完治率は最高というほど振り切れています。そこに猫好きの患者、吉祥てら(きっしょう・てら)さんが現れたことで物語は始まります。

猫で人魚を釣る話 菅原亮きん めんどくさそうなキャラ付けが一目でわかるこの勢い

猫で人魚を釣る話 菅原亮きん 「慢性骨髄性白血病」の告知に笑う患者に、わずかに動揺を見せる

 つらい病を前にするとなぜか笑顔を見せる吉祥さん。四月一日先生には彼女の反応が理解できません。が、診察を続けるうちに彼女が猫の話をするときだけ、病気の話で見せる笑みとはまったく違う生き生きとした笑顔になることが判明します。

猫で人魚を釣る話 菅原亮きん 快活に猫トークを始める吉祥さん

 日ごろの吉祥さんは、本来の感情を隠しているのでしょう。これまでずっと患者の命だけに向き合ってきた四月一日先生は、吉祥さんに出会って初めて患者の気持ちも知る必要があると考え始めたのです。

猫で人魚を釣る話 菅原亮きん 飼うことになった猫。名前は春樹

 やがて四月一日先生は吉祥さんと野良猫のアクシデントに巻き込まれ、野良猫を自分の猫だと宣言し、そのまま飼い始めてしまいます。これは吉祥さんの希望を開くためだけについたウソ。しかし……?

 いざ猫と共に生活を始めてみると、四月一日先生は猫のふるまいに無関心ではいられません。猫の生活を観察し、猫の体調を診てはカルテを作成。吉祥さんのための猫は、四月一日先生自身の猫へと変わっていきます。

猫で人魚を釣る話 菅原亮きん 新品のノートをおろしてカルテを書く。この先生、懸命である

 この物語は、有能ながらも不器用な四月一日先生の心を追っており、感情に関してわかる点があまり多くありません。読者からはかんたんに想像できる感情も、四月一日先生の前ではミステリーとなり、もどかしい心を読み解いていく話になっています。

 同作の漫画表現は正しくコミカルさを持つもので、どのページにも場面場面の空気がしっかり描き込まれています。キャラクターが画面狭しと駆け回る漫画らしい漫画はながめるだけでも楽しく、読み進めるたびにわくわくが感じられる画面になっています。四月一日先生の堅物っぽさも、場面やセリフだけでなくコミカルな構図からもしっかり伝わってきます。温かく、ハートフルで心地よい一作です。

猫で人魚を釣る話 菅原亮きん これが猫との生活!!

 吉祥さんと、吉祥さんを心配して猫を飼った四月一日先生の物語はこれからどう転がっていくのでしょう? 猫をとおしたつながりや、徐々に表れてくるであろう四月一日先生の猫愛も楽しみです。


猫で人魚を釣る話 菅原亮きん 猫を飼うと美人が訪問してくれるぞ!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  2. 石橋貴明&鈴木保奈美が離婚報告 今後は“事務所社長と所属俳優”として「新たなパートナーシップ」構築
  3. 元ブルゾンちえみ・藤原史織、最新ショットに反響 「更に痩せた?? 可愛すぎる」「素敵です!! 足細いですね」
  4. 「美容師人生の集大成を見せる」 タンザニアハーフ女子を縮毛矯正したら「美容師ナメてた」「人生変わるレベル」と360万再生
  5. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  6. 怒られたシェパード、柴犬の後ろに隠れたけど…… でっかくて丸見えなしょんぼりワンコが応援したくなる
  7. 塚本高史、中2長女&小6長男の背の高さに驚き 「なんじゃこいつらの成長の早さは!」「俺身長抜かれるんか?」
  8. 「声出して笑った」「狂人度高くて好き」 自転車泥棒を防ごうと不吉そうな箱を自作→まさかの結末迎える漫画が話題に
  9. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  10. 基地で生まれ育った子猫、兵士が足踏みすると…… まねをして一緒に行進する姿がかわいい

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「産んでくれた親に失礼」「ちょっと我慢できません」 上原浩治、容姿批判のコラム記事に不快感あらわ
  2. ホワイトタイガー「あっ、落としてもうた」 うっかり子どもを落とした母と、落ちてゆく子どもの表情がじわじわくる
  3. がん闘病の大島康徳、肝臓に続いて肺への転移を告白 息苦しさに悩まされるも「大して成長してない」
  4. 「目パッチリです」 宮迫博之、最高難度の美容整形を決行 クスリ疑惑もたれたクマやほうれい線の一掃で“別迫”に
  5. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  6. 大島康徳、ステージ4のがん闘病でげっそり顔痩せ 相次ぐ通院に「正直かなりしんどかった」
  7. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  8. 「ブス、死ね」 りゅうちぇる、心ない言葉への返答が感銘を呼ぶ 「心もイケメン」「りゅうちぇるのおかげで自己肯定感上がった」
  9. 『はらぺこあおむし』の版元、毎日新聞の風刺漫画を批判 「おそらく絵本を読んでいない」
  10. 小林礼奈、4歳娘を連れて夕食中に客とトラブル 痛烈コメント受けて「私たち親子を悪にしたい人がいる」